2014年4月27日日曜日

モニター2の高域アンプの交換

ブログにも良く登場している我が家のモニター2ですが、中高域アンプを交換しました。

今まで使用していたアンプはモノラル構成MOSFET、Aクラスアンプで決して音が悪かった訳では有りません。しかし、小型サイズにしたため冷却用にファンを使用していて、やはり、ファンノイズが気に成って仕方が有りませんでした。
そこで、新しく製作しました。出来るだけ簡素化するため、フリップスのICを使用しました。このICは過去にお寺大会で電池アンプに出品して審査員特別賞を頂いた、音質的にも保障付きです。今回もお寺大会と同じように出力トランス付きにしました。

本来、トランスを使用するのは音質的に逆行しているように思われますが、モニター2の中高域を受け持っているフルレンジは4Ωとインピーダンスが低い割には能率が96dB有り、磁気回路が強力であるため、逆起電力が大きいと思われます。そこで、トランスで吸収する事によってアンプ自体の安定度が上がります。

アンプそのもはBTL構成に成っていて、電源のクロストークが少ないと言う理論上の理屈を信じて、電源は簡素化してあります。出力トランスは山水のST-60を改造して使用しました。このトランスは、本来3Wのパワーレシオですが、100Hz以上で使用するため、6W位まで飽和する事はありません。パワーアンプ自体が出力5Wですので余裕です。

結果は言うまでも無く、端整ですが出力トランスの影響かは分かりませんが、中域に厚みが出て、驚く程しっかりとした音質に成り、モニター2の魅力が増しました。

2014年4月13日日曜日

30年前のチャンネルデバイダー

私が局勤めの頃、趣味で始めたPA(音響)用に製作した、マルチチャンネル用のチャンネルデバイダーを改造しました。最近まで使用していたべリンガーは、突然、片チャンネルが歪み出すといった現象が出て、仕事で使用するには無理が生じて来たからです。写真、一番下に移っているのがそうで、クロスオーバー100Hz固定、12dBOCT、低域と高域に夫々ピークリミッターを内蔵しています。

この頃は、パワーアンプの基準が0dBでフルパワーが出るようにゲイン設定がされていました。しかし、最近は、+4dBでフルパワーが出ます。今のままでは、+4dBが限界で下手をすると歪んでしまいます。そこで、最終段の出力アンプを変更、+10dBまでスイング出来るようにして、VUメーターも0dB指示した時、出力が+4dB出るように変更しました。また、会場の特性に合わせてスーパーローの特性を変えられるようにGEQを増設しました。次回の出番が楽しみです。

近況

とうとう3月で56歳に成ってしまいました。彼女が誕生祝いをしてくれました。なんとなくこの年になると恥ずかしい!

我がハウスの桜も満開ですが、最近誰も花見をしようとしません。なのに、けなげ(桜にとっては関係ないのですが)に思ってしまいます。