2022年10月8日土曜日

モニター2、中高域アンプの変更

 現在、モニター2の中高域フルレンジは、MOSFET、Aクラスアンプでドライブしています。








フルレンジは4Ωでアンプに直接接続しています。

この状態でもかなりなバランスと音質で鳴っています。

真空管で鳴らすと中々、魅力的な音質に成ります。












最近までAクラスアンプと真空管アンプをスイッチで切り替えて聴くことが出来るようにしていましたが、スイッチで音質が変化することが分かり、ダイレクトに接続しています。
又、一日中、電源を入れっぱなしが多いので、消耗の有る真空管アンプは、その時に応じて使用することにしました。
そこで、Aクラスアンプに出力トランスを入れたらどうなるか、試してみました。











使用したトランスは山水のSTー67Bです。
このトランスは8W、インピーダンスは1次側25Ω、2次側は4、8、16Ωのタップが
有ります。
ラージスピーカーの中高域のホーンもAクラスアンプに同じ山水のSTー65B(インピーダンスが違う)を使用していて音質はお墨付きです。
1次側はセンタータップ付きなのでこれを使用すると1/4に成り約6Ωなります。
アンプ側を6Ω、フルレンジ側を4Ωにして使用しました。
トランスのパワーレシオは8Wですが、伊藤君のフルレンジが能率97dB有り、全く問題有りません。
トランスがどのような効果をもたらすのか不思議ですが、このフルレンジ、少々、中低域にじゃじゃ馬の様な感じが有り、ロックの再生では魅力な部分なのですが、トランスを追加したら、単体で鳴らすより、特に声の低い女性ボーカルでは、このじゃじゃ馬が抑えられ、真空管で鳴らした時の様に音の輪郭が良く成り、自然な鳴り方に成りました。
正にアンプがスピーカーを上手にコントロールしている様な状態です。
山水のトランスは安価ですが、この様な使い方をすると素晴らしく馬鹿に出来ません。


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