トランスは使用していなくても、無効電力によって発熱が有ります。
それ以外でも容量がギリギリでも発熱が有ります。
トランスが発熱することで、トランス自体の寿命が短くなり、レアショートを起こして
火災につながる可能性も有ります。
実は過去に100VAと思っていたトランスが50VAで、過負荷を掛けてしまい、煙が出始め
発火寸前までに成った事が有ります。
この事で、トランスの発熱には気を付けています。
かなり久しぶりの投稿です。
再生システムが落ち着いてしまい、時間が有れば音楽を聴いています。
現在のシステムで満足していますが、違うアンプでラージモニターやモニター2を鳴らしたら
どんな音で再生出来るか興味あるところです。
現在はトランジスターアンプで駆動していますが、真空管アンプで駆動したらどうなのか興味が有ります。
真空管の中でも一般的な6BM8を使用したアンプを作ります。
現在、真空管アンプは、6P1Pパラレルプッシュアンプ、4P55シングルアンプが手元に有ります。
ラージモニターは3Wayなので、低域に6P1P、中低域に4P55、中高域に今回製作の6BM8アンプを使用してみたいと思います。
今回のアンプは、モノラルで2台作る予定です。
モニター2に使用している、チャンネルデバイイダーを内蔵したプリアンプの
ボリュームと高域のレベルに使用している可変抵抗器を交換しました。
このプリアンプはフラットアンプに富田先生設計のFET1石ラインアンプを使用し、
チャンネルデバイダーにMK(前坂、北野)式を使用しています。
今回、音量調整と高域レベル調整の可変抵抗器を写真左のアルプス電気製から、
写真右の東京光音製に交換しました。
これによってアルプス電気製が全体的にオブラートに包んだようなマイルドな感じで再生されるのに対して、東京光音製に交換してら、タイトで締まり細部まで聞こえるようになりました。
私自身、30~40年前なら、確かにパーツも厳選する必要も有りましたが、現在では
かなり一般のパーツでも性能が向上しています。
しかし、今回使用パーツは、アルプス電気製は400円、東京光音製は5000円とかなり高価です。
可変抵抗器の音質の変化は、かなり昔から議論されていて、私もパーツとして、ディテントボリューム等の使用とこだわってきましたが、ここまで音質に違いが出るので有れば、大変重要なポイントと更に認識しました。
基盤が完成したところまで報告しましたが、実際にモニター1に使用している
イコライザーに搭載してみました。
プロセッサーとかっこいい名前ですが、実際は帯域分割型リミッターです。
アタック音の強い80Hz以下で分割してリミッターを動作させます。
これにより低域のリミッターの誤動作を回避します。
モニター1のRMS入力が10Wなので、パワーアンプの出力が10Wの時に
リミッターが掛かるようにパワーアンプの入力レベルを合わせます。
実際に使用してみると驚くほど大きな音が出ます。
これは常にモニター1の最大入力に近くなるからで、その代わり音の強弱は制限されます。
モニター1の様に8cmクラスのスピーカーから出る音とは思えない音量です。
しかも、スピーカーを飛ばす心配も有りません。
またリミッターのアタック、リリースタイムを適切に合わせる事で不自然な音に成りません。
コンサート等での音響では如何に音量を稼いでサービスエリアの明瞭度確保にこのような
プロセッサーが使用されています。
私の部屋は8畳程有りますが、十分な音量で鳴ります。
小口径小型のスピーカーではこの様な使い方も有りと思いました。
オーディオは忠実に再生するのが、HIFIと言われる由縁ですが、再生装置のグレードによって
限界が有ります。
近年、小型スピーカーシステムでは、PA等の音響分野でプロセッサーを使って、サイズ感を克服したシステムが有ります。
私が所有している小型システムは、8cmアルミコーンとリボンツイータの2Way構成の
モニター1です。
モニター1は、私の仕事関係者の評価は絶大で、この音を聴くと仕事をする気に成ると
言うほど、モニターとして解像度が素晴らしいのです。
このシステムを許容入力まで再生する事を考えた時、オーバー入力に成らないよう、ピークリミッターを採用することは必然と考えました。
例としてマッキントシュのパワーアンプに採用されている、パワーガードシステムは理想と考えます。
そこで、パワーアンプ出力がモニター1の許容入力になるレベルでリミッターが掛かるようなシステムを考えました。
前回、NECの1313HAを採用した映画再生用リミッターを製作、非常に良い動作をしています。
現在、私の手元にレコードが300枚有ります。
古い物では45年以上前の物も有ります。
包装袋が老朽化して、固くなり汚れが酷くなりました。
そこで、袋を交換しました。
Amazonで袋を購入出来ました。
交換した袋を見ると、購入したレコードショップのロゴが有ります。
大学時代過ごした時に購入したレコードショップや過去が思い出され、懐かしくなりました。
現在、モニター2の中高域フルレンジは、MOSFET、Aクラスアンプでドライブしています。
フルレンジは4Ωでアンプに直接接続しています。
この状態でもかなりなバランスと音質で鳴っています。
真空管で鳴らすと中々、魅力的な音質に成ります。