2023年3月5日日曜日

トランス

小林氏、設計のSSDACの専用CPUのACアダプターには専用の絶縁トランスが有ります。
トランスは使用していなくても、無効電力によって発熱が有ります。
それ以外でも容量がギリギリでも発熱が有ります。
トランスが発熱することで、トランス自体の寿命が短くなり、レアショートを起こして
火災につながる可能性も有ります。
実は過去に100VAと思っていたトランスが50VAで、過負荷を掛けてしまい、煙が出始め
発火寸前までに成った事が有ります。
この事で、トランスの発熱には気を付けています。

















写真はPC専用絶縁トランスです。
結構熱くなります。
そこで放熱器を付けてみました。
変電所のトランスみたいですが、効果は絶大でトランスがさほど熱く成らなくなりました。


2023年2月20日月曜日

6BM8シングルパワーアンプ

 かなり久しぶりの投稿です。

再生システムが落ち着いてしまい、時間が有れば音楽を聴いています。

現在のシステムで満足していますが、違うアンプでラージモニターやモニター2を鳴らしたら

どんな音で再生出来るか興味あるところです。








現在はトランジスターアンプで駆動していますが、真空管アンプで駆動したらどうなのか興味が有ります。

真空管の中でも一般的な6BM8を使用したアンプを作ります。

現在、真空管アンプは、6P1Pパラレルプッシュアンプ、4P55シングルアンプが手元に有ります。

ラージモニターは3Wayなので、低域に6P1P、中低域に4P55、中高域に今回製作の6BM8アンプを使用してみたいと思います。

今回のアンプは、モノラルで2台作る予定です。

2022年11月9日水曜日

プリアンプの音量調整等の可変抵抗器

 モニター2に使用している、チャンネルデバイイダーを内蔵したプリアンプの

ボリュームと高域のレベルに使用している可変抵抗器を交換しました。








このプリアンプはフラットアンプに富田先生設計のFET1石ラインアンプを使用し、

チャンネルデバイダーにMK(前坂、北野)式を使用しています。








今回、音量調整と高域レベル調整の可変抵抗器を写真左のアルプス電気製から、

写真右の東京光音製に交換しました。

これによってアルプス電気製が全体的にオブラートに包んだようなマイルドな感じで再生されるのに対して、東京光音製に交換してら、タイトで締まり細部まで聞こえるようになりました。

私自身、30~40年前なら、確かにパーツも厳選する必要も有りましたが、現在では

かなり一般のパーツでも性能が向上しています。

しかし、今回使用パーツは、アルプス電気製は400円、東京光音製は5000円とかなり高価です。

可変抵抗器の音質の変化は、かなり昔から議論されていて、私もパーツとして、ディテントボリューム等の使用とこだわってきましたが、ここまで音質に違いが出るので有れば、大変重要なポイントと更に認識しました。


2022年11月7日月曜日

プロセッサーによるモニター1の再生

 基盤が完成したところまで報告しましたが、実際にモニター1に使用している

イコライザーに搭載してみました。








プロセッサーとかっこいい名前ですが、実際は帯域分割型リミッターです。

アタック音の強い80Hz以下で分割してリミッターを動作させます。

これにより低域のリミッターの誤動作を回避します。

モニター1のRMS入力が10Wなので、パワーアンプの出力が10Wの時に

リミッターが掛かるようにパワーアンプの入力レベルを合わせます。








実際に使用してみると驚くほど大きな音が出ます。

これは常にモニター1の最大入力に近くなるからで、その代わり音の強弱は制限されます。

モニター1の様に8cmクラスのスピーカーから出る音とは思えない音量です。

しかも、スピーカーを飛ばす心配も有りません。

またリミッターのアタック、リリースタイムを適切に合わせる事で不自然な音に成りません。

コンサート等での音響では如何に音量を稼いでサービスエリアの明瞭度確保にこのような

プロセッサーが使用されています。

私の部屋は8畳程有りますが、十分な音量で鳴ります。

小口径小型のスピーカーではこの様な使い方も有りと思いました。


2022年10月30日日曜日

音声プロセッサーを使った再生

 オーディオは忠実に再生するのが、HIFIと言われる由縁ですが、再生装置のグレードによって

限界が有ります。

近年、小型スピーカーシステムでは、PA等の音響分野でプロセッサーを使って、サイズ感を克服したシステムが有ります。

私が所有している小型システムは、8cmアルミコーンとリボンツイータの2Way構成の

モニター1です。












モニター1は、私の仕事関係者の評価は絶大で、この音を聴くと仕事をする気に成ると

言うほど、モニターとして解像度が素晴らしいのです。

このシステムを許容入力まで再生する事を考えた時、オーバー入力に成らないよう、ピークリミッターを採用することは必然と考えました。

例としてマッキントシュのパワーアンプに採用されている、パワーガードシステムは理想と考えます。

そこで、パワーアンプ出力がモニター1の許容入力になるレベルでリミッターが掛かるようなシステムを考えました。

前回、NECの1313HAを採用した映画再生用リミッターを製作、非常に良い動作をしています。













今回は、低域と中高域の分割を80Hzまで下げてみました。
基板は完成したので、全体が完成したら報告します。


2022年10月22日土曜日

レコード包装袋の交換

 現在、私の手元にレコードが300枚有ります。

古い物では45年以上前の物も有ります。

包装袋が老朽化して、固くなり汚れが酷くなりました。

そこで、袋を交換しました。








Amazonで袋を購入出来ました。








交換した袋を見ると、購入したレコードショップのロゴが有ります。

大学時代過ごした時に購入したレコードショップや過去が思い出され、懐かしくなりました。






2022年10月8日土曜日

モニター2、中高域アンプの変更

 現在、モニター2の中高域フルレンジは、MOSFET、Aクラスアンプでドライブしています。








フルレンジは4Ωでアンプに直接接続しています。

この状態でもかなりなバランスと音質で鳴っています。

真空管で鳴らすと中々、魅力的な音質に成ります。












最近までAクラスアンプと真空管アンプをスイッチで切り替えて聴くことが出来るようにしていましたが、スイッチで音質が変化することが分かり、ダイレクトに接続しています。
又、一日中、電源を入れっぱなしが多いので、消耗の有る真空管アンプは、その時に応じて使用することにしました。
そこで、Aクラスアンプに出力トランスを入れたらどうなるか、試してみました。











使用したトランスは山水のSTー67Bです。
このトランスは8W、インピーダンスは1次側25Ω、2次側は4、8、16Ωのタップが
有ります。
ラージスピーカーの中高域のホーンもAクラスアンプに同じ山水のSTー65B(インピーダンスが違う)を使用していて音質はお墨付きです。
1次側はセンタータップ付きなのでこれを使用すると1/4に成り約6Ωなります。
アンプ側を6Ω、フルレンジ側を4Ωにして使用しました。
トランスのパワーレシオは8Wですが、伊藤君のフルレンジが能率97dB有り、全く問題有りません。
トランスがどのような効果をもたらすのか不思議ですが、このフルレンジ、少々、中低域にじゃじゃ馬の様な感じが有り、ロックの再生では魅力な部分なのですが、トランスを追加したら、単体で鳴らすより、特に声の低い女性ボーカルでは、このじゃじゃ馬が抑えられ、真空管で鳴らした時の様に音の輪郭が良く成り、自然な鳴り方に成りました。
正にアンプがスピーカーを上手にコントロールしている様な状態です。
山水のトランスは安価ですが、この様な使い方をすると素晴らしく馬鹿に出来ません。