2019年4月8日月曜日

6P1Pパラプッシュアンプ

いよいよ大詰めに来たので、動作確認をしました。
電源を入れてB電源の電圧を確認しました。
思ったようにタップはAC230Vですが、整流後は無負荷で320Vあります。
本動作時は、120mA程流れるので抵抗で280Vまで下がる予定です。
とりあえず、真空管部はこれで良しとして、UL、3結の切り替えリレーとB電源のミュートリレーの動作確認しました。
切り替えスイッチを動かし、切り替えと、ミュートが正常に動作しました。
次にドライブアンプの確認です。電源の電圧は8V程度ですので、ドライブICを挿入して、
CDプレーヤーで音を入力、ドライブトランスの出力にイヤフォンを接続して動作確認しました。
しかし、サーノイズが多く、S/Nが良くありません。
ボリュームを上げると音が出ましたが、なんか不安定です。
そこで、とりあえず、真空管を刺して、スピーカーを接続、音を出してみました。











電源を入れたとたん、ブーンとハム音が出ます。えーまだ真空管は動作していないのに。
ミュート回路の動作後、B電源は入りハム音が更に増えます。
しかし、煙も出ないので、ボリュームを上げると、音が出ました。
音質はあまり良くない、何が原因か探っていると、ボリュームの位置で音が途切れます。
ガリかと思っていじっていたら、音が出なくなりました。
あれー、と思いドライブICに触ったら、あちちち、どうやら発振していたようです。
よくよく考えるとドライブトランスは接続側が8Ωですが、リアクタンス負荷になっているわけです。
あーあ、ICお釈迦(壊して)にしちゃったと思い、とりあえず20Ω3Wの抵抗をトランスとパラにしてみました。
ICを交換して再度トライ、音がまともになった。サーノイズも殆ど聞こえない。
UL、3結共に動作はOK、しかし、ハムが気になる、どうもシールド無しの安い電源トランスが仇になったようで、出力トランスと磁気結合してしまっているようです。
また、電流は110mA程度ですが、動作時のB電源は230Vまで下がっています。
電源トランスは、購入時のスペックでは、AC460V、60mAでセンタータップ両波整流で、AC230V、120mAです。整流後は、320Vくらいです。しかも、2個パラにしてあるので、240mAは流せる計算ですが、ここまで下がるのはトランスのスペックが、60mAでなくて30mAだったとしたら、2個のトランスで120mAになり、負荷が110mAですから、相応の電圧まで下がり納得いきます。
今後の課題としては、平滑用抵抗をチョークコイルに変更、電源トランスの位置を移動してハム対策をします。
チョークを発注、届き次第着手します。


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