2009年10月12日月曜日

プロ機器

息子から連絡があって、自分のオープンデッキの再生レベルが狂っているようだと言うのです。
昔は信号が入力された、基準信号テープがあって、デッキのイコライザー調整が出来ました。
今は、手元に無いので、自宅のデンオン86RGで基準信号を録音、テープを作ることにしました。
86RGは放送局で活躍したポータブルデッキです。某局から貰い下げていただいたのです。
幸いメンテ終了後であったので、校正済みです。

発信機を繋いで、10ポイント程信号を録音しました。



                                                           
                       話は変わりますが、仕事仲間の友人がイベントでスーパーロー(低域再生ウーハー)を使いたいというので、貸し出す事にしました。
スーパーローを使用するには、低域のみをアンプに送る、デバイダーが必要です。
しかし、デバイダーは調整したり面倒な事が多いので。簡単なローパスフィルターを製作してみました。
通常オペICと抵抗コンデンサーで作る事が多いのですが、コイルとコンデンサーなら-12dBのパッシブ型に出来ます。 インピーダンスが600Ωとしたので計算するとコイルは、1.3Hコンデンサーは2.2μFになります。 流石にHクラスのコイルともなればチョークコイルになってしまいます。其処で、山水の小型トランスSTシリーズを使用してみました。 ST-48の一次側と二次側をシリーズに接続すると丁度1.3Hに成ります。 このトランスはシールドが無いので珪素鋼板の帯を巻いています。 



    
                                    
          
特性を見てみると80Hzから減衰し始めて100Hzで-3dBになり中々良い特性になりました。 写真のメーターは放送局ではお馴染みのヤマキ社製のVUメーターで、20Hzから20KHzまで正確に指示します。 音質は、以外や以外くっきりして歯切れの良い低域が再生でき、LC型のパッシブも馬鹿に出来ないと感心しました。









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