やっと持ち出し用MP3プレーヤーが安定して動作するように成ったので、自宅用プレーヤーを製作しました。
DAコンバーターには放熱器を貼り付け、出力に直列に入っている1KΩを外し、出力コンデンサーを1μFからニチコンオーディオ用22μFに交換しました。
今回は、VUメーターは付けず、別のダイナミックエキスパンダーが有るので、エキスパンダー無しで、出力トランスのみにしました。
音質も上々で普段BGMを掛けて置くには十分です。
2014年12月18日木曜日
VUメーター
使用するVUメーターによっても、周波数特性、反応速度、指示値等、違ってきます。
一般に放送やレコーディングの世界ではヤマキ製作所のメーターが標準です。
しかし、大変高価です。そこで、私が今まで使用してきた中で、簡単に入手可能で性能も満たしている、ティアックブランド(カセットデッキ等の放出部品)を最近は使用しています。
何度か投稿しているMP3プレーヤーに使用して、疑問が起こり実証してみました。
それは、MP3プレーヤーの最終段に使用しているOPICをRC4558からNE5532に交換してみた時に通常のカッティングレベルのCDからのコピーでは、問題は発生しません。
ところが、ハイレベルカッティングのCDからのコピーでは、高域の歪み感が違うのです。
NE5532の方がRC4558よりも歪み感を感じません。
当初はICの問題と思いましたが、VUメーターは出力に直接接続しています。
VUメーターの整流用ダイオードがクリッパーの役目を果たしているのではと思いました。
クリッパーは、ギターのエフェクターのディストーションとして使用されるので歪む訳です。
本来、このVUメーターはメーターアンプを使用してドライブしていると思われるので、出力には影響は出ないと思われます。
今回は直接接続しているので影響が出たようです。
また、RC4558はドライブインピーダンスが10KΩ、NE5532は600Ωで、この差がクリッパーの動作点が変化したようです。
120Ωの抵抗を直列に入れることによって、4dBに成っても波形に変化は生じません。
また、メーターの指示にも変化は出ませんでした。
ちょっとした事で見落としがちな事が有るものだとつくづく思いました。
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