2020年1月30日木曜日

ピエゾホーンツイーター

Amazonで安価で購入した、ピエゾホーンツイーターを使用できるようにしてみました。
最近では、良く知られるようになったピエゾスピーカーですが、かなり昔から有り、例えば、セラミック型イヤフォン、圧電ブザーもそうですし、かなり昔では、レコード再生用セラミックカートリッジもその部類に入ります。
圧電素子のピエゾ効果を利用したものです。











今回はホーン付きの物を購入しました。
特性を図ってみると、3KHz~4KHz間ではー6dBだら下がり、4KHz~20KHzでは±3dB以内には収まっています。
オーディオ用とし使用は難しい物のPA用として高域の追加用では使用できそうです。











Amazonで1個356円で購入したので、ケースは100円ショップで購入しました。
結構、外観も綺麗に出来、満足の出来るものに成りました。
30cmフルレンジと組み合わせる予定です。

2020年1月22日水曜日

北野式の解析

MJ誌(無線と実験)に発表した北野式チャンネルデバイダーの件で、SSDACを開発した小林氏から、新たなこのチャンデバのフィルターの解析が報告されました。













小林氏の解析では、

(昨年末に聞かされた伝達関数1のチャネルディバイダが気になってMJ読んだあと理論解析をしていたのですが、ターンオーバをつけることによって群遅延特性が大幅に改善されていることがわかりました。LPFとターンオーバの群遅延が補正し合う関係になるのでカットオフ周波数で群遅延が改善されるのだと思います)

小林氏は、伝達関数1で有ることは、勿論で有るが、群遅延の解決が一番で有ると常に言っていました。
















初めて北野式を製作、モニター2で、通常使用していたチャンデバをCR1段6dBOCTと、北野式12dBOCTとフィルターの減衰特性は違うものの伝達関数はどちらも1を聞き比べた時、飛躍的な改善が有りました。
当初は、減衰特性の違いで、被っている帯域の影響の違いと思っていました。
しかし、小林氏の解析の報告で納得がいきました。
CR1段では勿論、伝達関数1ですが、群遅延は起こります。
それは、周波数で遅延が起こる、コンデンサーを使用しているからで、アナログフィルターを使用するからには避ける事はできません。
しかし、北野式ではこの群遅延が改善されているのです。
帯域の被りだけで片付けられない事が、有ったのです。
だからこそ、素晴らしい事が、モニター2に起こった訳です。
残念ながら、この事をMJ誌には掲載できませんでした。
MJ誌の記事を読んだ方が、このチャンデバを製作して、違いに気づいて頂きたいです。

プロ用機器

去年、年末に友人からの依頼で、某病院の忘年会の音響を受けました。
500人ほどの宴会場で、バンドや歌手が出ると言うので、会場の設備では無理が有り
依頼が有ったのです。











残念ながら、ステージの様子しか写せなかったのですが、演奏者はライブハウスで常に出演しているプロで、ドラム、ベース、ギター、キーボード2台、コーラス4人、ボーカルという本格的なバンドでした。




















今回も北野式チャンデバを使用しました。
アンプは低域に1000W、高域に300Wを使用、スピーカーは低域にTADタンデム2台、高域にTADフルレンジ4ホーン付きを8台で鳴らしました。
特に今回使用した高域用アンプはヤマハのプロシリーズP2080です。











25年前のアンプですが、今でも故障もなく使用しています。
ヤマハの音響用アンプの中でもプロシリーズは別格でした。
この時代までは純国産で、プロの間でも信用はとても厚かったのです。
しかし、現在ではプロシリーズは生産されていません。
今回も、期待を裏切らず、フルパワーでも問題なく会場を鳴らし切ってくれました。

2020年1月15日水曜日

20年ぶりに内部を掃除しました。

レコード用イコライザーアンプを20年ぶりに内部を掃除しました。
このアンプは36年前に製作したのです。











まるで、雪が積もったかのように凄い綿埃でした。
スイッチも接触不良があって、全てクリーニングしました。
写真の様にアンプ部と電源部はセパレートです。




















当時、話題に成ったマークレビンソンのアンプに触発され、アンプ内部はイコライザー部、出力アンプ部共にアンプ部はモジュール化しています。
内部は全てFETで対象プッシュプル構成です。
イコライザーの入力アンプはFET4パラ、CRイコライザーの後、FET2パラのモジュールで構成しています。
音量調整のボリューム後は、FET1段とFETバッファーのフラットアンプで出力されます。
全てNFBはかけていません。
また、DCドリフトを抑えるため全てのFETを選別、外皮を削り張り合わせて温度による安定を図っています。
又、電源の影響を抑えるため、各モジュールへの電源を定電圧電源を4段設けています。