2022年7月17日日曜日

タンデム駆動スピーカー








私のシステムの写真です。

いきなり写真を掲載した事ですが、

システムの最低域(20~80Hz)を再生しているウーハーは 40cmを4個使用した

タンデムウーハーです。

つまり、ウーハーが2個全面で箱の中の後面に2個有り、前面のウーハーの動きを後面のウーハーが補助するタンデム駆動に成っています。

しかも箱は密閉箱です。

ウーハーの単体の効率は97dB、4個使用していてタンデム駆動なので電力換算で行くと全体の効率は100dBに成りいます。

タンデム方式のスピーカーシステムについて色々言われていて、メリットが無いとか様々な意見が有ります。

大変誤解が有り、はっきり言ってこの方式を生かすのは、低域を再生するウーハーです。

中高域では前後のユニット間での位相干渉で歪も増え、バスレフにすれば、更に低域の位相反転、歪も増えて、メリットは無いと思います。

そもそもタンデム方式は密閉箱の様なウーハーの動きを制約する事を後面のウーハーが援護する方式で、歪や特性を改善する方法です。

30cm以上のウーハーを使用、タンデム駆動にして、100Hz以下の低域を再生、位相の観点から密閉箱にする事で、この方式が生かされます。

私の部屋に来てくれた皆が、最初に言ってくれる感想は低域です。

こんなにダンピングが効いているのにいるのに体に感じる低域が凄い。

つまり、体に感じる低域が出ているのにバスレフのように中高域に全く被らない低域が再生されているのです。

もし、この様な低域を再生しようとすれば、80cmクラスのウーハーを使用するか、天井からのコンクリートホーンを使用しなければ不可能でしょう。

しかしタンデム方式なら、H100W45D60cmの密閉箱で可能に成ります。

実際に測定した特性は、20Hzでー2dB、30Hzまではフラットです。

音量を上げなくても、夜中にラジカセで再生するくらいの音量でも体に感じる重低域が再生されます。

この事で、中高域に被る事が無くなり、中高域のホーンスピーカーの解像度がより生かされます。

ネットの記事を見ると誤ったタンデム方式の活用と認識がされています。