2024年7月10日水曜日

モニター2とオーディオパレット

ラージモニターは、バランスが取れていてイコライザーの必要性は感じませんが

過去に使った事のある、マークレビンソンが考案したCeIIO のオーディオパレットの様なイコライザーならどうかと思い、簡易型を製作してみたのですが、モニター2での効果が絶大でした。

モニター2は16cmウーハーと16cmフルレンジを使用した密閉型2WaYです。
ウーハーとフルレンジはマルチアンプで駆動されていて
クロス周波数は100Hzです。
最近まで、低域に不満が有ったのですが、低域用のアンプを金田式DCアンプしてから低域が改善され、重低音が再生されるようになりました。








動作テストは終わっていましたが、オーディオパレットをモニター2に接続して、CDやネットミュージック等を聴いてみました。
驚いたのは、50Hzを付加すると、音楽自体の低域の量感が増えるよりも、体に感じる低域が増強され、10KHzを付加すると私の聴力では10KHzが殆ど聞こえないはずなのですが、明らかに音場が変化します。
250~500Hzではボーカルの明瞭度が変化します。







様々な音楽を聴いてみましたが、オーディオパレットは
麻薬的な効果が有ります。
曲のジャンル等に応じて調整すると、今まで貧弱に聞こえたソースを変える事が出来ます。
これは、GEQやトーンコントロールでは難しい音作りを簡単に出来るようになります。

2024年7月6日土曜日

加算式、オーディオパレット

 現在のラージモニターは、あくまでも音源を忠実に再生する事が目的なので、イコライザーの必要は無く、イコライザー等は使用していませんが、音源の録音状態で少し中低域や中高域を少し膨らましたいと思う時が有ります。

このような時にGEQは便利と思います。

しかし、GEQの様に細かな調整できる事も必要なく、スパイスの様に調整出来たら良いと思いました。

過去にマークレビンソンのCeIIOのオーディオパレットをテストした事が有り、GEQより音楽的な音作りがしやすく、この小型版が出来ないかと思いました。

オーディオパレットは、パラメトリックイコライザーです。

加算式の簡易型でどの位効果が有るか製作してみました。


回路はいたって簡単で、CR型フィルターで、低域は、50Hz、Rの値をVRで変えられるようにして、250~500Hz、5KHz~10KHzを可変できるようにして、OPアンプの反転バッファーで加算します。
今回OPアンプはTI製、ミリタリー仕様セラミックタイプを使用しました。
又、反転アンプの為、音声が反転してしまいます。
そこで、入力にタムラのトランスを使用して、タップを逆に接続、出力が反転しないようにしました。




6dBの単純なフィルターを使用しているので、加算しても+3dB程度ですが、GEQの様に嫌みな効き方で無く、十分補正出来、大変自然です。












友人がかなり昔に製作してくれた、木枠ケースに収納すると、高級感が出ます。
満足していない音源がどのくらい補正できるか楽しみです。

2024年7月4日木曜日

ラージモニター用チャンネルデバイダーとオーディオパレットの製作

 現行のラージモニターのチャンネルデバイダーは、以前のシステムが高域を除いて、

全てコーンスピーカーで構成されていた時に製作したのを使用しています。

クロス周波数も100Hz、800Hzと同じです。


音質も良く不満は有りませんが、各レベル調整用アッテネーターを交換したら更に良く成るのではと思い製作する事にしました。

現行のは、レベル調整用のアッテネーターは松下特機製

測定機に使用されているものです。

普段はパスしていますが、音場調整用のGEQを内蔵しています。

しかし、全く使用していません。


そこで新たに製作を計画しました。

ケース、外観は完成して、後は基盤を製作、配線をするのみです。


各調整用に東京光音製のコレクトボリュームを採用しました。
フィルター部のバッファーアンプは、今までFET入力タイプを使用していましたが、トランジスター入力タイプのOPアンプでプロ仕様、キャンタイプを使用しました。
フィルターのコンデンサーはドイツ製ウイマーを使用して来ましたが、日本精機製ポリプロピレンを採用しました。

各出力レベルをモニター出来るVUメーター付きです。

今までのより、小型に成り内部の配線も短く成るので

音質にどう効果が出るか楽しみです。






さて、システムの再生音には満足していて、EQによる音の調整は全くと言って良いほど必要有りません。

しかし、過去にマークレビンソンがCeIIOから出した

オーディオパレットを使用した事が有り、とても面白い機器と思いました。

そこで、擬きを作ってみました。

実機はパラメトリックEQの様な構成になっていますが、

今回は、簡素化を考慮したので、周波数は50Hz、

250~500Hz、5KHz~10KHzを可変して加算できるようにしています。

通常のEQの様に大きく可変する必要はないので、最大+3dBです。


未だ外観のみで基盤は完成していないので、
完成したら、報告致します。



2024年7月2日火曜日

カセットの再生システム

 最近ではカセットによる音楽再生が、若者の間で流行って来ていると聞きます。

確かにデジタル再生機器の進歩は素晴らしく、ちょとしたアナログ機器では太刀打ちできないレベルなっています。

しかし、レコードも含め、アナログ機器の再生音の良さも捨てられません。

その中で手軽さの代表と言えば、やはりカセットですかね。

久しぶりにカセットを再生してみました。

幸いにしてSONYのカセットデッキK555ESが現役でいます。
カセットテープはテープを再生するので、内部でテープを巻き取るリールと送り出すリール、そして、再生用の磁気ヘッドに密着するテープを安定したスピードで送る
キャプスタンとピンチローラーが有ります。
このリール2つ、キャプスタンの回転スピードのバランスがとても重要で、どれも回転が狂ってはまともな再生が出来ないだけでなくテープが切れたり、絡まる、大変な事が起きます。

一般的なカセットデッキは、1つまたは2つのモーターで、この回転系を動かしています。

このSONYのK555ESは、其々の回転部分に独立したモーターを採用した3モーター駆動式です。

更にテープ用磁気ヘッドは消音、録音、再生と独立した

3ヘッド方式を採用しています。

内部のアンプ部にオーディオ用コンデンサーを使用していて、かなり音質を重要視した構成になっています。



このカセットデッキには、テープノイズを低滅させてS/Nを改善して、音のダイナミックレンジ広げるドルビーノイズリダクションと言うプロセッサーが内蔵されています。

ドルビーはカセットに録音する時と再生する時に使用する必要が有ります。

しかし、録音されたテープが古くなるにつれ減衰が起こり、ドルビーのリダクションが正常に動かず、再生音に支障をきたすようになります。

この様な場合、再生時のドルビーを使用しなければ良いのですが、録音時に賭けられたドルビーによる音質変化は免れません。

そこで、ドルビーリダクションの要である、ノイズリダクションコントロールとエキスパンダーコントロールを手動で調整出来るようにしてテープ再生をスムーズにできるコントロラーを製作しました。

入力信号のレベルで高域をカットする周波数とスロープが変化するフィルターでテープノイズを低減します。

低域、高域別にエキスパンダーをかけて、低域と高域のダイナミックレンジを改善します。中域はエキスパンダーをかけると息継ぎ現象が目立ち不自然になる為、かけません。

低域、高域のエキスパンダーはイコライザーで周波数別にかける事ができるため、必要な帯域のダイナミックレンジを調整できます。

全て、手動で調整する事で、録音されたテープを忠実に再生できるようになります。


実際、古い物では40年前に録音されたテープを再生してみました。

調整はシビアーですが、古いテープが素晴らしい音質で蘇ります。