今回、初めてデジタルパワーアンプを製作しました。
と、言っても電源、アンプ、全て完成品です。
配線するだけです。
ケースは、かなり前(多分30年以上経っている)に製作したエフェクターの
ケースを流用しました。
今でも生産されていて入手可能なロングライフのリードAM-5Dです。
内部はこのように電源のスイッチングユニットが大半を占めています。
Amazonで1個、2000円で購入しました。
安価でなくもう少しお金を出せば、同じ容量出力で半分くらいに成るかもしれません。
2台使用して左右独立電源にしています。
アンプ基板もAmazonで1台2000円で購入したのです。
ジョークでは無いですが、良く自作の初心者が、製作した時、電源を入れる事を火入れ式
と言いました。
それは、電源を入れた時、誤配線によって発火する事が有り、この事を言ったのです。
懐かしい思い出ですが、私も、初めてアンプを作った時、ケミコンの極性を間違えて、
コンデンサーが爆発した事が有りました。
このような経験を積んで皆、ベテランに成って行くのです。
話は、それてしまいましたが、Amazonの評価を見ていると、動かない、すぐ壊れた等の投稿が有ります。
私も配線終了後、覚悟を決めて、電源を入れました、まさしく火入れ式です。
何の問題もなく電源が入りました(本来当たり前)パワーアンプ基板も正常に動いています。
待ちに待った音出しです。
モニター2の低域部に差し替えて試聴です。
まず、驚いたのは低域の出方です。
ジョンウイリアムス指揮ウインフィルを再生してみました。
金田式DCアンプと比べると、特にティンパニーの立ち上がりが圧倒的に違います。
連打の所でも、もたつきが有りません。
やはり、金田式DCアンプでは、高能率のスピーカー使用時に有効で、低能率のスピーカーのドライブは難しいようです。
モニター2のウーファーの能率は86dB位しかありません。
デジタルアンプの方は圧倒的な立ち上がりと、重低音が再生されます。
現在のプロ用機器の音響ではデジタルアンプが主流になっています。
小型で軽量なのに出力1000~2000Wはざらです。
私も、確かに仕事で使用していますが、低域の鳴り方に共通点が有ります。
スピーカーも20~25cmのウーハー使用で1000Wデジタルパワーアンプ搭載の
機器が今では沢山有ります。
兎に角、こんなに小型、軽量でこんな音量と重低音が出るな、と感心させられます。
ただ、中高域に関しては、余り良いとは思っていません。
中高域はAクラスアンプか真空管アンプで鳴らすのが良いと思っています。