中を開けて、メーターユニットをはずすとこんな感じです。フェーダーユニットはPG特注製が見え電源部が見えます。
サービスマニュアルがしっかりしているので、回路図を見ながらまずは電源を追ってみます。結果±電源の+側が死んでいます。
このミキサーの凄い所は、パソコンのようにマザーボードから夫々のユニットが外せる所に有ります。各ユニットを外してチェックすると、どうやら電源近くでショートしているようです。
マザーボードを見てみると電源の電解コンデンサーとヘッドフォンアンプ近くにタンタルコンデンサーがありました。当時、欧米では電解コンデンサーの特性問題で、タンタルコンデンサーの特性が良かったのでかなり使用されていました。ただ、タンタルコンデンサーはパンクした時ショートモードになります。
早速、外してテスターでチェックしてみると、やはりショートしていました。残念ながら同じ物は無いので、電解コンデンサーに交換しました。
本体を開けたので、ついでにフェーダーも掃除しました。ご覧のようにフェーダーも解体メンテが
簡単に出来ます。
意外と簡単に修理出来て流石プロ機は違うなと改めて実感しました