2022年11月9日水曜日

プリアンプの音量調整等の可変抵抗器

 モニター2に使用している、チャンネルデバイイダーを内蔵したプリアンプの

ボリュームと高域のレベルに使用している可変抵抗器を交換しました。








このプリアンプはフラットアンプに富田先生設計のFET1石ラインアンプを使用し、

チャンネルデバイダーにMK(前坂、北野)式を使用しています。








今回、音量調整と高域レベル調整の可変抵抗器を写真左のアルプス電気製から、

写真右の東京光音製に交換しました。

これによってアルプス電気製が全体的にオブラートに包んだようなマイルドな感じで再生されるのに対して、東京光音製に交換してら、タイトで締まり細部まで聞こえるようになりました。

私自身、30~40年前なら、確かにパーツも厳選する必要も有りましたが、現在では

かなり一般のパーツでも性能が向上しています。

しかし、今回使用パーツは、アルプス電気製は400円、東京光音製は5000円とかなり高価です。

可変抵抗器の音質の変化は、かなり昔から議論されていて、私もパーツとして、ディテントボリューム等の使用とこだわってきましたが、ここまで音質に違いが出るので有れば、大変重要なポイントと更に認識しました。


2022年11月7日月曜日

プロセッサーによるモニター1の再生

 基盤が完成したところまで報告しましたが、実際にモニター1に使用している

イコライザーに搭載してみました。








プロセッサーとかっこいい名前ですが、実際は帯域分割型リミッターです。

アタック音の強い80Hz以下で分割してリミッターを動作させます。

これにより低域のリミッターの誤動作を回避します。

モニター1のRMS入力が10Wなので、パワーアンプの出力が10Wの時に

リミッターが掛かるようにパワーアンプの入力レベルを合わせます。








実際に使用してみると驚くほど大きな音が出ます。

これは常にモニター1の最大入力に近くなるからで、その代わり音の強弱は制限されます。

モニター1の様に8cmクラスのスピーカーから出る音とは思えない音量です。

しかも、スピーカーを飛ばす心配も有りません。

またリミッターのアタック、リリースタイムを適切に合わせる事で不自然な音に成りません。

コンサート等での音響では如何に音量を稼いでサービスエリアの明瞭度確保にこのような

プロセッサーが使用されています。

私の部屋は8畳程有りますが、十分な音量で鳴ります。

小口径小型のスピーカーではこの様な使い方も有りと思いました。


2022年10月30日日曜日

音声プロセッサーを使った再生

 オーディオは忠実に再生するのが、HIFIと言われる由縁ですが、再生装置のグレードによって

限界が有ります。

近年、小型スピーカーシステムでは、PA等の音響分野でプロセッサーを使って、サイズ感を克服したシステムが有ります。

私が所有している小型システムは、8cmアルミコーンとリボンツイータの2Way構成の

モニター1です。












モニター1は、私の仕事関係者の評価は絶大で、この音を聴くと仕事をする気に成ると

言うほど、モニターとして解像度が素晴らしいのです。

このシステムを許容入力まで再生する事を考えた時、オーバー入力に成らないよう、ピークリミッターを採用することは必然と考えました。

例としてマッキントシュのパワーアンプに採用されている、パワーガードシステムは理想と考えます。

そこで、パワーアンプ出力がモニター1の許容入力になるレベルでリミッターが掛かるようなシステムを考えました。

前回、NECの1313HAを採用した映画再生用リミッターを製作、非常に良い動作をしています。













今回は、低域と中高域の分割を80Hzまで下げてみました。
基板は完成したので、全体が完成したら報告します。


2022年10月22日土曜日

レコード包装袋の交換

 現在、私の手元にレコードが300枚有ります。

古い物では45年以上前の物も有ります。

包装袋が老朽化して、固くなり汚れが酷くなりました。

そこで、袋を交換しました。








Amazonで袋を購入出来ました。








交換した袋を見ると、購入したレコードショップのロゴが有ります。

大学時代過ごした時に購入したレコードショップや過去が思い出され、懐かしくなりました。






2022年10月8日土曜日

モニター2、中高域アンプの変更

 現在、モニター2の中高域フルレンジは、MOSFET、Aクラスアンプでドライブしています。








フルレンジは4Ωでアンプに直接接続しています。

この状態でもかなりなバランスと音質で鳴っています。

真空管で鳴らすと中々、魅力的な音質に成ります。












最近までAクラスアンプと真空管アンプをスイッチで切り替えて聴くことが出来るようにしていましたが、スイッチで音質が変化することが分かり、ダイレクトに接続しています。
又、一日中、電源を入れっぱなしが多いので、消耗の有る真空管アンプは、その時に応じて使用することにしました。
そこで、Aクラスアンプに出力トランスを入れたらどうなるか、試してみました。











使用したトランスは山水のSTー67Bです。
このトランスは8W、インピーダンスは1次側25Ω、2次側は4、8、16Ωのタップが
有ります。
ラージスピーカーの中高域のホーンもAクラスアンプに同じ山水のSTー65B(インピーダンスが違う)を使用していて音質はお墨付きです。
1次側はセンタータップ付きなのでこれを使用すると1/4に成り約6Ωなります。
アンプ側を6Ω、フルレンジ側を4Ωにして使用しました。
トランスのパワーレシオは8Wですが、伊藤君のフルレンジが能率97dB有り、全く問題有りません。
トランスがどのような効果をもたらすのか不思議ですが、このフルレンジ、少々、中低域にじゃじゃ馬の様な感じが有り、ロックの再生では魅力な部分なのですが、トランスを追加したら、単体で鳴らすより、特に声の低い女性ボーカルでは、このじゃじゃ馬が抑えられ、真空管で鳴らした時の様に音の輪郭が良く成り、自然な鳴り方に成りました。
正にアンプがスピーカーを上手にコントロールしている様な状態です。
山水のトランスは安価ですが、この様な使い方をすると素晴らしく馬鹿に出来ません。


映画観賞用DACのリミッターアンプ

 最近は休暇の日はネットでもっぱら映画鑑賞をしています。

しかし、思ったよりも音声のレンジが大きく、音が小さい時、ボリュームを上げると

突然、大音量に成り昼間は良いのですが、夜間深夜はボリュームを上げたり下げたりが必要に成り大変不便です。

そこでVCA内蔵のOPアンプでリミッターを製作、音量をある程度、自動調整できるようにしました。








NECのVCA内蔵のOPアンプ、UPC1313HAを使用しました。

本来、テープレコーダー用のマイクアンプICで2CH内蔵、音質もかなり良いです。

推奨回路ではゲインが大きすぎるので、定数を変更して+10dB位のゲインにしました。

更に映画等では、衝撃音や低音が強く、リミッターをこのまま使用したのでは、大砲の音や

衝撃音でシャックリを起こしてしまい、急激に小さくなってしまいます。

そこでリッミターを2台製作して、低域と中高域に分けてリミッターをかけました。

さて、ネックはクロス周波数ですが、人の声を考えて300Hzにしましたが、楽器の音が不自然に聞こえ、結果、100Hzに落ち着きました。

モニター2もウーハーとフルレンジのクロスは100Hzでこの周波数クロスが一番、バランス良く聞こえます。












実際に様々な映画を再生してみましたが、激しい戦闘シーン、ひっそりとしたシーン等
不自然な音に成らず、素晴らしいの一言です。











これで、夜間深夜も気兼ねなく、映画鑑賞が出来ます。










2022年10月2日日曜日

再生システムの変更

 スピーカーシステムのユニットの配置と若干、システムの変更をしました。













ラージシステムのツイーターを以前は横並びに配置していましたが、中域のホーンの
上に立て並びに配置換えしました。
これによって中域と高域の定位感が更に増しました。
モニター1、モニター2は写真の配置に成りました。

















アンプ等のシステムですが、モニター1、モニター2のアンプをトランジスターか真空管のどちらかをスイッチで切り替えるようにしていたのですが、スイッチを排除して、コネクタ
ー差し替えにしました。
どうやらこのスイッチが良くなかったようで、音質が良く成りました。












モニター2のチャンネルデバイダーは今までMJ誌に掲載した、北野式ですが、OPアンプを使用しNFをかけた方式を使用していましたが、前坂氏は発表の無帰還方式を新たに製作しました。
各段、±15V対象プッシュプルのFETバッファーを使用しました。
OPアンプとFET使用の違いがあるとは思いますが、艶のある、安定した音に成りました。クラシック等、弦の音が前よりも潤いのある音に成り、伊藤フルレンジの能力の高さを再認識しました。

2022年9月5日月曜日

映画鑑賞システム

 さて、先々週、ワクチン接種4回目目前にして、とうとうコロナに感染してしまいました。

ワクチン3回接種したお陰か、たまたま運が良かったかは、分かりませんが、1日熱が出てその後平熱に成り、風邪かと思っていたら検査でアウトでした。

しかし、発症2日目にして、至って体調は問題なく、如何に規則の自宅待機10日の残り8日を過ごすかが、課題と成りました。

自宅から外出できないので、手っ取り早い時間潰しと言えば、若者ならばゲームなのでしょうが、年寄りには否めません。

そこで、毎日、朝から晩まで映画鑑賞にふっけっていました。

しかし、実際本腰を据えて映画鑑賞となると、常設のメディアボックスでは、再生処理に難があるようで、アクション物やCGを多用した物では、映像の動きにぎこちなさが生じます。








そこで、パソコンデスクのパソコンVGA出力をモニターに繋ぎ、音声はUSBをSSDACに接続して再生してみました。












モニターで画像、ラージモニターからの再生音は迫力満点で、映画を心起きなく楽しめるようになりました。




2022年7月17日日曜日

タンデム駆動スピーカー








私のシステムの写真です。

いきなり写真を掲載した事ですが、

システムの最低域(20~80Hz)を再生しているウーハーは 40cmを4個使用した

タンデムウーハーです。

つまり、ウーハーが2個全面で箱の中の後面に2個有り、前面のウーハーの動きを後面のウーハーが補助するタンデム駆動に成っています。

しかも箱は密閉箱です。

ウーハーの単体の効率は97dB、4個使用していてタンデム駆動なので電力換算で行くと全体の効率は100dBに成りいます。

タンデム方式のスピーカーシステムについて色々言われていて、メリットが無いとか様々な意見が有ります。

大変誤解が有り、はっきり言ってこの方式を生かすのは、低域を再生するウーハーです。

中高域では前後のユニット間での位相干渉で歪も増え、バスレフにすれば、更に低域の位相反転、歪も増えて、メリットは無いと思います。

そもそもタンデム方式は密閉箱の様なウーハーの動きを制約する事を後面のウーハーが援護する方式で、歪や特性を改善する方法です。

30cm以上のウーハーを使用、タンデム駆動にして、100Hz以下の低域を再生、位相の観点から密閉箱にする事で、この方式が生かされます。

私の部屋に来てくれた皆が、最初に言ってくれる感想は低域です。

こんなにダンピングが効いているのにいるのに体に感じる低域が凄い。

つまり、体に感じる低域が出ているのにバスレフのように中高域に全く被らない低域が再生されているのです。

もし、この様な低域を再生しようとすれば、80cmクラスのウーハーを使用するか、天井からのコンクリートホーンを使用しなければ不可能でしょう。

しかしタンデム方式なら、H100W45D60cmの密閉箱で可能に成ります。

実際に測定した特性は、20Hzでー2dB、30Hzまではフラットです。

音量を上げなくても、夜中にラジカセで再生するくらいの音量でも体に感じる重低域が再生されます。

この事で、中高域に被る事が無くなり、中高域のホーンスピーカーの解像度がより生かされます。

ネットの記事を見ると誤ったタンデム方式の活用と認識がされています。

2022年6月5日日曜日

映像機器の電源切り替え

 AC100Vの安定化電源を採用したのですが、映像機器関連も電源が共通に成っていて

普段のテレビを見る時も安定化電源を起動する必要が有ります。

これが意外と不便で、テレビを見るたびに電源の起動が必要に成ります。

そこで、安定化電源を止めた時は、通常のコンセントから映像機器に電源を送れるよう

切り替えリレーを設置しました








1KVA絶縁トランスの右横に有るのがリレーです。

安定化電源をを起動すると、映像機器はこちらから給電され、停止すると通常コンセントから給電されます。

切り替えはスムーズで瞬停電に成りますが、DVDデッキ等の時間表示はリセットされる事もなく、テレビも消える事も起こりません。

ただ、明らかにテレビの画質は悪くなります。

2022年5月31日火曜日

定電圧電源の導入

 現在の再生システムの電源は、コンセントから1KVAの静電遮蔽トランスを通して、

パワーアンプ系、500VAの静電遮蔽トランスを通して、プリアンプや再生装置系に給電しています。

これでもかなり電源給電状態は良いのですが、更に完璧にしたいと思いました。

そこで、手元に1KVAの常時インバーター給電式のUPSが有ったのでこれを活用しようと思いました。

入力のAC100Vを直流に変換、新たにインバーターでサイン波AC100V50Hzを作り出します。

既にこのUPSは、バッテリーを外し、インバーター動作させ、照明等のSCRノイズを遮断する事に音響の仕事で実績が有りました。

ただし冷却のファンノイズが大きくかなり目立ちます。

そこでラックの上部に設置、ノイズ対策をしました。








この様に全体を囲い蓋をしてファンノイズを遮断しました。








これによって殆ど聞こえなくなりました。

改造したUPSを使用した電源は、常に電圧は100Vに安定化され、内蔵されているサイン波インバーターによって精度の高い50Hzを安定して供給できます。

遮蔽トランスと併用で、完璧に高い電源供給が実現出来ました。

今までもかなり音に静寂感が有りましたが、更に力強さが加わりました。

何よりも驚いたのは映像のモニターの映りが綺麗に成った事です。



2022年5月6日金曜日

復活したMCカートリッジ

 かなり前にオーディオテクニカのAT33Cが不注意から、レコードマットへ落下、レコード針を折ってしまう事が起きました。

修理以来としてメーカーへ問い合わせると(現在は、針交換と言う名目で、現行品を1万円引きで購入して頂く)と言う。

しかし、現行品は7万円程で値引きでも6万円、とてもじゃないけど、高過ぎます。

暫くお蔵入りになっていました。

久しぶりにオーディオの会のメンバー先輩方が新居移動でホーンシステムを構えたので試聴に来てくれ、カートリッジの事を話したら、骨接ぎならぬ針接ぎをしてくれると言ってくれたのです。

神にすがる思いで頼むと快く引き受けて頂き、針接ぎ終了と届けて下さいました。













カートリッジはご覧のように針が接続されています。












しかし手先が器用な私でもここまで、出来る自信は有りません。

さて、肝心の音ですが、テクニカ独自のガッツの有る中低域が復活しました。

デンオンの103は何でもそつなくこなすオールマイティですが、ジャズ、ボップス、ロックではテクニカに軍配が上がります。

先輩の高度な職人技には頭が下がります。

2022年3月27日日曜日

レコードカートリッジ

 かなり投稿をしていませんでした。

システムも落ち着いてしまい、音楽鑑賞にいそしんでいました。

そんな中で、レコードを聴く時に使用している、レコードカートリッジを交換してみました。








手持ちのカートリッジは、写真の様に右からフィリップス、オーディオテクニカ、自作の

MCカートリッジが有ります。












その他にデンオンのDL103が有り、今まで自作のMCカートリッジを使用して来ましたが、今回はこの103に交換してみました。











イコライザーアンプはお馴染みのNONFB、オールFET、CR型イコライザーです。
自作のカートリッジの時は入力インピーダンスは1KΩですが、103は100Ωですが、
500Ω位の時が解放感と伸々となります。
流石はプロの世界でもロングランの103、バランスよくクラシック~ジャズまであらゆる
ジャンルの音楽を難なく熟します。


2022年1月24日月曜日

進化するAVシステム

 再生系が落ち着いたので、ビデオ系に着手することにしました。

現在DVDプレーヤー(DVDR)2台、ハードディスクレコーダー、ネット再生用メディアボックスが有ります。

Amazonプライムビデオ、ネットフリックスも鑑賞できます。

そこで、映画等を出来る限り良い音質で再生する事にしました。








ネット配信の映画等は意外とダイナミックレンジも広く、夜鑑賞すると音量の調整が難しい事が有ります。

そこで、リッミターアンプを入れピークを抑える事にしました。

当初は、メディアボックスの音声出力を接続していましたが、ハム等のノイズが多く、深夜で音量を下げると目立ってきます。

しかも、再生ソースによっては、歪んでしまっている事も有りました。

そこで、HDMIから音声をセパレートするセパレーターを購入しました。

全くハム等のノイズは無くなり、音声が歪む事が無くなりました。












当初、埃を防ぐのにカーテンをしていましたが、ビニール製のカバーを付けました。











これで、映画等も迫力と素晴らしい音質で試聴できます。

2022年1月16日日曜日

モニターの追加、冷却ファン

 Amazonmusicが殊の外、良く成ったので、モニターを新たに追加、テレビや他の

映像をモニターしながら使用できるようにしました。








更に音楽を鑑賞中に機材ラックを意識しなくても良いよう、カーテンが出来るように、アンプに冷却ファンを設置しました。

埃も防げて一石二鳥です。














このファンは本来パソコン用のシロッコファンで思ったよりも静かです。

発熱の多い4Wayの低域アンプとモニター1の6p1pパラプッシュアンプに設置しました。

モニター2の4p55アンプには小型扇風機を設置しています。












アンプラックがカーテンをするとこのように成ります。












自室のオーディオがこのような構成に成って、隣室への事を考慮して、休日や時間が有る日は、10~21時までは4Way で再生、21~24時まではモニター2、24時~朝まではモニター1で再生しています。












スピーカー側が、綺麗に纏まったせいかは定かではないですが、時間帯でスピーカーを分けて聴いていても、近隣に遠慮なく、音楽を心行くまで楽しめます。
中でも、皆が寝静まった深夜帯に聴くモニター1と6P1Pパラプッシュアンプとの組み合わせは、音楽仲間がモニター1の音を聴いて、仕事する気に成ると言っただけあり、ベース~シンバルまでくっきり聞こえ、モニター2や4Wayでは聴けないバランスの良さが有ります








いずれにせよ、この様に四六時中様々な音楽が聴けるのは、Amazonmusicの配信力の大きさにも有りますが、ネット環境の良さに加えて、専用CPUを製作した事、そして

小林氏のSSDACの素晴らしさに有ります。

いくら、ネット環境、専用CPUが有っても、通常のDACではこの素晴らしい再生は出来無かったでしょう。

SSDAC様々です。




2022年1月9日日曜日

近況2

新居の部屋は洋室7畳ですが、オーディオや家財で、ホーンシステムから、リスニングポイントまで、2、5mしかありません。

しかし、奇跡か良くまとまって聞こえます。

部屋を広くするために若干レイアウトを変えてみました。









モニター1、モニター2は中高域ホーンの上に設置して、スピーカー前面を広く開けました。

モニター2はスタンドで設置していた時よりも、低域がすっきりしています。








話は代わりますが、ホーンを鳴らしているパワーアンプの出力トランスはタムラのトランスを使用しています。

低域と中低域アンプのトランスは新日鉄が開発したオリエントコアを使用して(当時、亡き父が新日鉄の研究所勤務だった頃、試作品のコアをタンゴ平田製作所で巻いて貰った、トランス)います。

やはりタムラとは若干音質が違う様に思っていました。








そこで試しに手元に有った、サンスイの出力トランスSTー65を使用してみました。

このトランスは本来トランジスタープッシュアンプ用です。

一次巻き線はプッシュで40Ωですが、片側ですと10Ωになりいい感じです。

2次巻き線は4、8、16Ωとあるので、任意のインピーダンスが選べます。

使用してみて、思わず嬉しくなってしまいました。

北野式チャンデバの使用で、違メーカー同士の纏まりは良く成り、十分かと思っていましたが、タムラに比べ、線が太くなり、ますますユニット同士の纏まりが良くなりました。

2022年1月4日火曜日

近況

 引っ越しから、全てが落ち着き新年を迎える事が出来ました。

新設した新しい4Wayシステムも細かい調節して追い込み、納得の行くバランスに成りました。








それにしても、スピーカーが高能率な事は沢山のメリットが有ります。












50Hz~20Hzを再生している低域はTAD38cmウーハーを4個使用したタンデム駆動で

能率は100dB、最大入力は600Wです。

このウーハーを駆動しているアンプはMOSFETパラプッシュのAクラス出力トランス付き、出力20Wです。

50Hz~800Hzを再生している中低域はショートホーン付きTADオリジナル16cmフルレンジ4個で、能率は102dB、最大入力は240Wです。

このミッドローを駆動しているアンプはMOSFET並列給電型Aクラス出力トランス付き。出力は10Wです。

800Hz~15KHz、8KHz以上を再生している、中高域、高域のホーンは、能率が中高域は104dB、高域は106dB有り、最大入力は、中高域60W、高域50W有ります。

この中高域、高域を駆動しているアンプはMOSFET、Aクラス出力トランス付き、出力は6Wです。

スピーカー全体の能率は100dB以上あるので、アンプの出力は余り必要なく、このアンプ構成でも、フルオーケストラを十分に再生できます。

大出力で、質の良いアンプを製作するのは難しいですが、小出力で有れば、回路も簡素化

出来、電源の強化もしやすいので高品質の部品を使用することで、高音質のアンプを製作できます。

これによって、ウッドベース等の低域は軽く、ボン付きも全くなく、体に直接感じる重低音が再生できます。

更に中低域、中高域は音量を上げても歪感無く、さらさらとした音離れの良い再生が出来ます。

大変満足できるシステムを構築できたと思っています。