2022年5月31日火曜日

定電圧電源の導入

 現在の再生システムの電源は、コンセントから1KVAの静電遮蔽トランスを通して、

パワーアンプ系、500VAの静電遮蔽トランスを通して、プリアンプや再生装置系に給電しています。

これでもかなり電源給電状態は良いのですが、更に完璧にしたいと思いました。

そこで、手元に1KVAの常時インバーター給電式のUPSが有ったのでこれを活用しようと思いました。

入力のAC100Vを直流に変換、新たにインバーターでサイン波AC100V50Hzを作り出します。

既にこのUPSは、バッテリーを外し、インバーター動作させ、照明等のSCRノイズを遮断する事に音響の仕事で実績が有りました。

ただし冷却のファンノイズが大きくかなり目立ちます。

そこでラックの上部に設置、ノイズ対策をしました。








この様に全体を囲い蓋をしてファンノイズを遮断しました。








これによって殆ど聞こえなくなりました。

改造したUPSを使用した電源は、常に電圧は100Vに安定化され、内蔵されているサイン波インバーターによって精度の高い50Hzを安定して供給できます。

遮蔽トランスと併用で、完璧に高い電源供給が実現出来ました。

今までもかなり音に静寂感が有りましたが、更に力強さが加わりました。

何よりも驚いたのは映像のモニターの映りが綺麗に成った事です。



2022年5月6日金曜日

復活したMCカートリッジ

 かなり前にオーディオテクニカのAT33Cが不注意から、レコードマットへ落下、レコード針を折ってしまう事が起きました。

修理以来としてメーカーへ問い合わせると(現在は、針交換と言う名目で、現行品を1万円引きで購入して頂く)と言う。

しかし、現行品は7万円程で値引きでも6万円、とてもじゃないけど、高過ぎます。

暫くお蔵入りになっていました。

久しぶりにオーディオの会のメンバー先輩方が新居移動でホーンシステムを構えたので試聴に来てくれ、カートリッジの事を話したら、骨接ぎならぬ針接ぎをしてくれると言ってくれたのです。

神にすがる思いで頼むと快く引き受けて頂き、針接ぎ終了と届けて下さいました。













カートリッジはご覧のように針が接続されています。












しかし手先が器用な私でもここまで、出来る自信は有りません。

さて、肝心の音ですが、テクニカ独自のガッツの有る中低域が復活しました。

デンオンの103は何でもそつなくこなすオールマイティですが、ジャズ、ボップス、ロックではテクニカに軍配が上がります。

先輩の高度な職人技には頭が下がります。