2008年12月31日水曜日

今年最後の音楽鑑賞

今年は、クラシックの第九とジャズを鑑賞しました。第九鑑賞には、大型3Way構成です。片チャンネル当り低域38cmウーハー4個、中域は12cmフルレンジ8個にショートホーン付き、高域は5cmコーンに3cmコーンを乗せた同軸型ツイターを4個使用して、3Wayマルチドライブにしました。

ジャズ鑑賞には、2Way構成にしました。片チャンネル当り、低域に38cmウーハー1個、中高域は20cmスコーカーとホーンツイターの2Wayを使用して、2Wayマルチドライブにしました。

再生用の機材です。
今年になってこのブログを始めましたが、自己満足の世界ですが、改めて自分の行動が記録として、振り返られて良かったと思います。皆様良いお年を!

2008年12月23日火曜日

今年最後の仕事

今年最後の仕事納めは、ハワイアンクリスマスショーの照明です。ハワイアンレストランが主催になって相撲界でハワイ出身の小錦、武蔵丸親方がゲストで参加しました。タヒチアンダンスやフラダンス、ハワイアンバンドが出演しました。
今回は音響の担当でなかったのですが、タヒチアンダンスの最中にブレーカーが落ちて音が止まってしまいました。音響屋さん冷や汗びっしょりになっていました。本当に気の毒な話です。私が局勤めの頃、中継があるときは、電源を徹底的に調査します。電源の容量、他に使われる可能性が無いか等、もし、ホール側で間違いないという答えがあっても、必ず調査します。停電によって中継が止まる事は許されないからです。ホール側が非協力的で、間違いなく電源を保障していて、トラブルが発生した時は、ホール側に損害賠償を請求します。単なるイベントとは言え、お金を貰っている以上は、プロの意識が求められるのです。
いずれにしても今年も無事仕事が終わりました。ホットクリスマス!

2008年12月16日火曜日

映画鑑賞会

久しぶりにスクリーンとプロジェクターを持ち出して映画鑑賞会になりました。スクリーンは80インチのワイドサイズです。左右に見えるのがスピーカーでスーパーロー4台にフルレンジ4台の構成です。
今日はゲストにアメリカから来た友人4名がいます。DVD再生でインディジョンズ他、2本鑑賞しました。やはり大きなスクリーンと大型スピーカーから再生される音は大迫力でした。

2008年12月14日日曜日

プレゼント

かなり前から、バンド活動をしている近所の子供に、ワイヤレスマイクの事で相談されていました。
しかし、プロ用の800MHz、B帯は大変高く、300MHz、C帯でもそれなりの価格です。何か良いものはないかと調べていると、信じられないほどの価格でワイヤレスマイクと受信機がありました。プロ用とは違いダイバーシティではありませんし、周波数帯も一般のFM帯を使用しています。実際使うのは学校や自宅と言う話でした。一昔のワイヤレスマイクはプロ用でもFM帯を使用していてダイバーシティでもありませんでした。SONY製で、実用になっていた記憶があります。ただ、単純にそのまま渡したのではつまらないので、受信機に一工夫して見ました。
受信機はプラスティック製で、アンテナはビニール線が出ています。携帯電話やトランシーバーに弱くノイズが混信します。調べて見るとアンテナからの混信で無く、直接基盤に混信している事が分かりました。そこで外部からの影響を防ぐために金属ケースに2台分入れて見ました。
電源は単3電池を使用する用になっていましたが、ハム等の混入を防ぐためAC電源にせず、電源は単2電池2本で寿命を延ばすようにしました。電池の電圧をチェックできるようにメーターを付けて見ました。アンテナもビニール線でなくロッドアンテナを付けて見ました。 さて、気になる結果ですが、ケースに入れたことによって外部からの混信も無く、音質も悪くは有りません。15m位は十分実用になります。しかし、プロ用が2本、受信機とセットで購入すると20万円は下らない中で、全てセット(ピンマイク用も含む)で、今回の改造パーツ代も込々で1万円とは本当?と驚きでした。

2008年12月10日水曜日

新機材

放送局のスポーツ等の中継で必要なのは、アナウンサーや解説、レポーター、歓声ノイズ等をバランス良くミキシングして、音声を局に送る事の他に重要なのは、アナウンサー、解説、レポーター、進行ディレクター、ミキサーが音声をモニターできる事です。各出演者が音声を聞けないと会話が成立しません。又、ディレクター等のスタッフが局から送出されるコマーシャルや中継番組の最初のテーマナレーション等、聞けないと上手く放送できないのです。
今回、放送局の依頼でスポーツ等の中継に使用するモニターアンプを出来るだけ小型化して製作して欲しいと依頼が来ました。写真は試作のプロトタイプです。








現在の中継はISDNや衛星放送、光ファイバーのデジタル回線が使用されています。デジタル回線は音声をコード化して圧縮して送るので、どうしても音声に遅れが生じます。アナログ回線の中継もありますが最近は少なくなりました。アナログでは遅れが生じませんでした。生中継は、中継現場から局へ中継音声が送られ、この音声にコマーシャルや局出しの音声が混ぜられて、中継現場に送られるのです。アナログなら問題無かったのですが、デジタル化によって音声が遅れてきます。自分の話した音声が遅れて自分の耳に聞こえてくるのです。実際遅れた音声を聞いて話そうとすると、自分がどこまで話したのか分からなくなり、話す事が出来ません。これを解決するには、局出しのコマーシャル他の音声のみを局から送ってもらい、中継現場の音声に現場で混ぜる必要があります。このためミキシング回路が必要なのです。
アナウンサー、解説、レポーター、ディレクター、ミキサーがそれぞれ音声のレベルを調整できます。ケース天板にはスピーカーがあり、スピーカーでもモニターできます。二回路のミキシングが出来、現場と局出しの音声をミキシングしてモニターできます。又、局出し音声にアナログ回線を使用した時、音質改善のためイコライザーを内臓しています。
また、電源が停電したからと言って放送が止まっては洒落になりません。電池によるバックアップが出来ます。つまり電源が無くても電池による使用も可能と言う事です。電池残量メーターも付いています。試作機が出来上がった時、先日、生放送を中継した放送局から、サッカーの中継があるという話を聞き、テストしてもらうよう依頼しました。 実際の中継の模様です。小型で使いやすく、非常に良いと言う評価を貰いました。設計からケース加工、基盤製作、組み立てまで3日で仕上げました。やっぱり、新しい機器を開発、作る、そして人の役に立つ、この世界で頑張てって良かったと思うこの頃です。




2008年12月9日火曜日

10年ぶりの生放送

元、私が務めていた某放送局の後輩が転職して勤めている某放送局(ややっこしいナー)の公開生放送が、先月行われ放送のミキシングとPAを引き受けました。なんと生放送の中継は10年ぶりです。
準備の状況です。放送のミキシングは、PAのそれとは違い、例えば観客の歓声を集音するノイズマイクがあり、アナウンサーの音声に音楽や歓声等現場の臨場感ベストに伝わるようミキシングしなくてはいけません。そして、PAのミキシングは、アナウンサーの音声、音楽がバランス良く聞こえるようにミキシングして、更に局側で送出されるコマーシャルを出さなくてはなりません。それぞれのミキシングは異なるのです。ミキサーも2台使用します。
先日カフBOXをメンテナンスしたばかりでした。まさかこんな急に使う事に成ろうとは、メンテナンスしておいて良かった!
ゲスト席が完成!





中継は午前10時から、現場の準備開始が出来るのは8時からだったので、かなり忙しかったです。中継回線、PAと問題無く準備完了、いよいよ本番です。トラブルも無く、2時間の放送は無事終了、この道30年の面目を果たしました。