自宅メインシステムのバーチカルツインスピーカー低域をドライブしている、ABクラスパワーアンプのVUメータが故障したのをきっかけに、交換するアンプを製作しました。
どうせ作るなら、最低域(スーパーロー)を鳴らしているアンプと同じく、Aクラス動作にしました。
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出力段は名器ローディHMA-9500でも話題になった、往年のMOSFETデバイス、2SK135と2SJ50です。ドライブ段はこれもまた有名な、NSのIC、LF356Hです。MOSFETは、ドライブが簡単に出来るので、簡素化を考えてICを採用しました。LF356Hは、元々産業用のICで、コンシュマーからミリタリー規格までのグレードが有ります。NE5534と同じく、600Ω負荷がドライブ出来ます。
夫々の違いは、NE5534は、ミキサー等のオーディオ用に開発されたのに対し、LF356Hは、産業用に開発されている事です。
電波科学等に製作記事を粛筆されている、石川先生が初めてオーディ用に採用して、音質の良さで日の目を見たのです。
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Aクラスアンプなので発熱が結構あり、放熱板が必要なのですが、今回は冷却ファンを付けてケースごと冷やすことにしました。
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バイアスは、ダイオードで作るとても簡単な方式です。
電源の平滑コンデンサーは、3300μFに4700μFを足しました。
出力段はあえてNFBを掛けず無帰還にしました。
出来上がって、実測では出力12Wと結構なものです。
音質もクリアーでくっきりした高域と押し出しの良い、タイトな低域が聞けました。
来週の連休は、入れ替えをしなくちゃ!