今まで使用していたアンプはモノラル構成MOSFET、Aクラスアンプで決して音が悪かった訳では有りません。しかし、小型サイズにしたため冷却用にファンを使用していて、やはり、ファンノイズが気に成って仕方が有りませんでした。
そこで、新しく製作しました。出来るだけ簡素化するため、フリップスのICを使用しました。このICは過去にお寺大会で電池アンプに出品して審査員特別賞を頂いた、音質的にも保障付きです。今回もお寺大会と同じように出力トランス付きにしました。![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiTNdh3V0vXxSf9H4_yckVBFkgBHTE_WurCCJmg-9GN88ZwUkCIXIs6RDueKwnpb003jqqR2yOlxpzG0kXZftYz28slMEeqvVooiZ9k2Z7HZuasnT3TLWdGY3_yDBnhQWcZrkWbRZsng08/s1600/TDA2.JPG)
本来、トランスを使用するのは音質的に逆行しているように思われますが、モニター2の中高域を受け持っているフルレンジは4Ωとインピーダンスが低い割には能率が96dB有り、磁気回路が強力であるため、逆起電力が大きいと思われます。そこで、トランスで吸収する事によってアンプ自体の安定度が上がります。![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPkDGi6BpQpwDIhy07f22UB_V0B0i1iQyGock1we9INhABs-DfIcQ3S1j0kh5_LEdP9fasBRi78cbNB8uZZWxpevga1ldRK8gSGH75m1s8ExLMHzS1wdhmrLAf_OlqGqWJJiRoRAvKSjQ/s1600/TDA3.JPG)
アンプそのもはBTL構成に成っていて、電源のクロストークが少ないと言う理論上の理屈を信じて、電源は簡素化してあります。出力トランスは山水のST-60を改造して使用しました。このトランスは、本来3Wのパワーレシオですが、100Hz以上で使用するため、6W位まで飽和する事はありません。パワーアンプ自体が出力5Wですので余裕です。![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgAT108quB-uigK11HuJ-_nIl4aWLYMvaEyegK5xOJ5WaJ7rXm-B0r0eCT47s0MHOEw9LJ6Sok7QJ2KYkQ0E5gv8_SeP_J_7EXDydB0CV0qC9N75fGJVfvwZ6IOioZ9xrKzx8-vAIZ3Gh0/s1600/HIGH2.JPG)