2025年12月14日日曜日

モニター1N、ドライブパワーアンプ用バッファーアンプの改修

 当初、モニター1Nのパワーアンプに使用しているバッファーアンプは、ラージモニターと同じプリアンプに接続していました。

しかし、ラージモニターと同じソースしか再生できません。

バッファーアンプにはゲインは持たせていませんが、パワーアンプにゲイン(30dB)が有るので、プリアンプが無くても十分です。

そこで、バッファーアンプに入力セレクターとレベル調整を付けました。









ラージモニター、モニター2のプリアンプと同じ各ソースを分岐して接続しました。









更にパワーアンプと同時、電源投入時、ノイズが出るので、ミュート回路を設置しました。










信号用リードリレーを片チャンネル2個、左右で4個使用して、パラ接続、接点接触を大きくしています。

















ミュートリレーは効果抜群で、電源ON時、OFF時、全くノイズは出なくなりました。













音声信号をリレーが通過するので、音質に変化が有るかなと思いましたが、リレーをパラにした効果か、私には分かりませんでした。
これで、モニター1Nも使い勝手がかなり良くなりました。

2025年12月9日火曜日

モニター1Nパワーアンプ、ドライブバッファーアンプ

 製作したモニター1Nをドライブするパワーアンプは、BTLドライブする為に入力信号の正反転をトランスで行っていますが、タムラ製ライントランスを使用したので、入力インピーダンスが600Ωとかなり低いです。

プリアンプの出力を接続するには負荷が重いので、バッファーアンプを製作しました。









更にスピーカーの特性から、GEQを搭載して、60Hz、120Hz、10KHzを調整出来るようにしました。









当初、入力バッファーにFET入力タイプのTL072、出力バッファーにNE5532を使用しましたが、音質が細身に成り、モニター1Nの本質を発揮出来ず、入出力両方共、オリジナルセラミックタイプAクラスモジュールに交換しました。









これによって、ボーカルや楽器がくっきり浮かび、音質も固くも無く、柔らか過ぎず、低域もサイズを上回り、良く伸びていますています。

やはり、通常のモールドタイプICとは、別格の音質です。

2025年12月7日日曜日

モニター1Nパワーアンプ

 モニター1Nをドライブするアンプを新調しました。














新調する事に成った経緯は、先日、知人が自宅を片付ける事に成り、私が製作し、サブで使用のシステムを撤去する事に成ったと連絡してきました。









別の知人にこのシステムを譲る事にしたので、使用してきたアンプとスピーカーを引き取ってきました。









システムは、アルテックの10㎝フルレンジ405Aを2個内蔵した箱を、ホーンツイターをセンターに挟んで上下に配置したバーチカルツイン構成に成っています。

これに、100Hz以下を再生する16㎝ウーハー2台の低域再生システムが追加されます。

今回、作り直した、チャンデバ付きプリアンプに内蔵されている中高域用パワーアンプを使用するので、引き取ってきたアンプは、このスピーカー用に製作した、チャンデバ内臓、4チャンネルアンプですが、必要なくなります。









必要なのは、低域用のパワーアンプです。

そこで、旧モニター1に使用していたパワーアンプを譲る事にしました。









旧モニター1のパワーアンプは、メーカー製のアンプのケースと電源部を利用して、作り直して使用してきました。

新しく作るアンプは、引き揚げてきた4チャンネルマルチアンプを改造して、作る事にしました。

内部は出力20WのNEC製パワーIC、UPC1188Hを4個使用していました。









このパワーICは音質も良く、4個有るので、BTL接続を考えましたが、ACアンプ構成にしかできないので、使用を諦めました。

そこで、前に製作して音質も良くDCアンプ構成に出来る、ナショセミのLM1875Tを使用しました。














DCアンプ構成にして、片チャンネル2台使用で、BTL接続にしました。









入力にタムラのK113トランスのセンタータップを使用して正反転信号を作っています。









電源トランスは、2台使用していたので、左右独立電源にして±16Vと少し低めにしました。これでもBTLなので30W位、出力が出ます。









当初は入力トランスに山水のST71を使用してみました。

音質は申し分ないのですが、やはり、コアボリュームの問題か、低域の伸びがいまいちです。

価格は数十倍ですが、流石タムラ製トランス低域が良く伸びています。

これによって、低域の伸びも申し分なく、透明感の有る音質のアンプに成りました。











2025年11月28日金曜日

新型モニター1N

 モニター1を新しく製作、入れ替えました。

現在、スピーカーは、

1.4Wayマルチ駆動のラージモニター。

2.2Wayマルチ駆動のモニター2。

3.フルレンジにリボンツイーターを付加したモニター1。

の3台です。

その中で、モニター1はフルレンジで、音楽再生時の全体的なバランスの確認、製作した機器の音質を掴むには欠かせません。














4Wayマルチ駆動スピーカーの上に置いて有る、小型のスピーカーがモニター1です。
自作アルミコーンのユニットを使用した密閉型です。
帯域も広く音のバランスも申し分ないのですが、ユニットのサイズが8㎝で最大入力に限界が有ります。
そこで、新しくフルレンジタイプのシステムを製作しました。













旧型と同じく、密閉箱に8㎝の自作アルミコーンユニット、今回はユニットは2台使用して、ショートホーン付きです。
同様にリボンツイターを搭載しました。
これによって、旧型は最大入力は30Wでしたが、新型では60Wの入力が可能です。













ユニットのエージングが不足なのでこれからですが、現時点でもモニターとして十分と思います。













箱が思ったより大きく、16㎝ウーハー16㎝フルレンジを使用しているモニター2と余りサイズが変わりません。
箱のサイズが大きくなった事で、低域に余裕のある音に成っています。






2025年11月23日日曜日

久しぶりのレコード鑑賞Part2

 昨日に続いて、レコードを聴きました。今日はクラシック音楽です。












テクニクスSLー1200Mk5と盟友(安江氏)が修理してくれたMCカートリッジ、

テクニカAT33Eの組み合わせです。














本来のAT33Eは、パンチの効いた、ジャズやロック向きの音質でしたが、メンテナンス修理をして頂いてから、それまでは、クラシック音楽はDL103で聴いていたのですが、音質の傾向が変化して、しなやかさが増し、まったりとクラシック音楽に浸れるようになりました。













イコライザーアンプは、セラミックオリジナルOPアンプを使用した、CR型です。
このアンプは、MC昇圧トランスを使用して、出力トランスを使用しています。












私としては、クラシック、ジャズはMCカートリッジ、ロックやポップスはMMカートリッジで聴くのが好きです。













しかし、ボーカルに関しては、不思議とどちらとも言えません。







2025年11月22日土曜日

久しぶりのレコード鑑賞Part1

 ここ暫く、Amazonmusic、CDの音楽鑑賞が続いてました。









久しぶりにレコードを聴きました。









完成度の高い、専用PCとSSDACの組み合わせによる、Amazonmusic、CD再生は音質も良く悪くは無いのですが、やはり、構えずに長良で聴けるレコードにホッとします。









プレーヤーは、知人から譲り受けた、パイオニア製リニアトラッキング、テクニカ製MMカートリッジです。









イコライザーアンプは、オリジナルOPアンプ使用、NFーCR型です。









デジタル再生とアナログ再生、何が違うのかと聞かれても、良いとか悪いとかでは無く、音質の違いは当たり前ですが、言い表せないものが有ります。


2025年11月21日金曜日

ラインプリアンプとイコライザーアンプ製作

 知人から依頼を受けて、アンプ製作をしました。

自分が使用以外のアンプ製作は、何年振りの事でしょうか、今回はコンセプトを設けて製作に挑みました。

*ラインプリアンプです。

1.増幅素子はセラミックタイプ、オリジナルモジュールOPアンプ。

2.抵抗、コンデンサー等、部品に配慮。

3.入出力にトランスを使用、バランス入力出力。

4.電源、所要部にノイズフィルターコイル設置、仮想±電源。









回路構成は、AUX1~3と入力トランス付きCD入力(バランス、アンバランス)が有り、セレクター、高インピーダンスバッファーアンプ、600Ωアッテネーター(ボリューム)、ラインアンプ、出力トランス(バランス、アンバランス)で出力されます。














音量調整に600Ωプラスチック伝導体ボリュームユニットを使用、WIMA社フィルムコンデンサー、1~3Wアーレンブラットレーカーボン抵抗等を主要部に使用、入力と出力レベルを監視できるメーターが有り、メーターアンプ付きです。

*イコライザーアンプです。

1.MC入力はCR型イコライザー、MC入力トランス使用。

2.MM入力はNFーCR型イコライザー。

3.増幅素子はセラミックタイプ、オリジナルモジュールOPアンプ。

4.抵抗、コンデンサー等、部品に配慮。

5.電源はリチュームバッテリー使用、ノイズフィルターコイル設置、仮想±電源。














回路構成は、MC入力は昇圧トランス、CRイコライザーアンプ、出力アンプ。
MM入力は低域NFー高域CRアンプ、出力アンプ。
MC、MM単独出力、MC/MM切り替え出力が有ります。













MC入力にタムラトランス使用、フィルムコンデンサー、タンタルコンデンサー、進工業タンタルプレート抵抗、1~3Wアーレンブラトレーカーボン抵抗を所要部に使用。
MC/MM出力切り替えスイッチ、リチュームバッテリー切り替えスイッチ、電圧監視メーター付きです。