引き続いての投稿ですが、現在、私の仕事用のスピーカーシステムは、
38cmウーハー4個で2個づつタンデムドライブにした低域1台、
16cmウーハー2個をフロントロードホーンにした低中域が2台、
10cmフルレンジ4個をフロントロードホーンにした高域が4台、
これを1組にしています。
普段は、マルチアンプで、低域に1000W、中低域に200W、高域に150Wのパワーアンプで駆動して、100Hz、300Hzのクロスオーバーで使用しています。
しかし、このスピーカーシステムは音質のグレードも高いので、マルチアンプだけでなく、パワーアンプ1台でも駆動して見たいと考えて、スピーカーネットワークを作る事にしました。
部品は写真の通りで、大型のTOA製コイル、ニチコンオイルコンデンサー、フィルムコンデンサーで構成しています。
ここで問題なのが、低域と中低域は能率が103dBに対し、高域は113dBと高能率のためどうしてもアッテネーターが必要ですが、抵抗式のアッテネーターでは、ダンピングファクターの低下を招いてユニットの特性の暴れを招き、音質に大きな影響を与えてしまいます。
そこで、使用したのがトランス式のアッテネーターです。トランス式ですとダンピングファクターの低下を防いで、ユニット特性の暴れを抑制で来ます。
写真上に写っているのが、往年の名器LUXのトランス式アッテネーターです。
また、各、ユニットの入力レベルが分かるようにメーターをつけます。
これによって、マルチアンプ以外でも使用でき、トータルの能率が103dBに成り、数ワットのアンプでも十分な音量で大きな会場でも音楽鑑賞用に使用出来ます。
もちろん、システム自体の最大入力は1000W有るので、いろいろな使い方が出来そうです。
1 件のコメント:
大学時代と変わらず、巨大システムで聴いておられるのですね!私は小型化する一方です。今は専ら「LS3/5a」で聴いておりまする~(前坂)。
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