2010年7月23日金曜日

住居のリホームが始まって一時期部屋を移動する事になりました。オーディオを移動することになったので、3年ぶりに掃除をしました。写真は、低域100Hz以下を再生しているパワーアンプの写真です











日立の往年のMOSFETのパラプッシュ、マッキントシュ同様、出力トランス付きです。この出力トランスは、大口径のウーハーの逆起電力を吸収して、ダンピングファクターの改善に効果があります。電源部はAクラス動作なので、強化して、タムラの6Aトロイダルトランスを使用して、22000uFコンデンサー4本でコンデンサーの寿命を長くする、ラッシュカレント防止用のディレータイマー付きです。











出力は純Aクラス領域で30Wです。ドライブ段は写真のようにインテルの軍需用高出力ICを使用しています。このIC±24Vの給電で±18Vも出力されます。ここで、皆さんハテと思いましたか?インテルってそうです、インテル入ってるのインテルです。このアンプ今から30年前に製作しました。当時、インテルは元々アナログのICを製造している会社でした。ナショセミ同様軍需用、産業用の半導体を製造していたので、技術と品質は優れていました。日本のNECでCPU等のモジュール技術を持っていた、日本人技術者が転職して、インテルはCPUに必要なモジュール技術を習得して一躍大きな会社に伸し上がりました。日本の優秀な技術者が日本では認められず、海外に行き、活躍するのは沢山有りますが、とても残念な事です。

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