低域用のパワーアンプはNECのUPC1188Hを使いました。クリスキットミニに採用されたUPC1238Vと並んで大変音質の良いICです。電源±22Vで20Wの出力です。電源はトランスが2回路の巻き線を持つタンゴのMG200を採用したので、ブリッジを夫々に使用して左右独立電源にしました。
中高域用にはフィリップスのパワーIC、TDA7056Bを採用してみました。このICはBTL方式に成っていて、単電源でOCL化出来、外付け部品も3個と少なく、音量調整用のVCAを内臓しているのが特徴です。初めて使用したので、音質はどうなのか疑問でしたが、大変良い音でした。今回使用する方法でちょっと変わっているのが、BTLのため負荷が8Ω以上でなくては成らないのですが、中高域用のフルレンジが4Ωなのです。そこでマッチングトランスを入れてみました。パワーアンプの出力は5Wですが、フルレンジ自体の能率が、かなり高いので十分な音量が得られました。
実際にスピーカーに接続試聴して見ると歪感の少ない落ち着いた中高域に、伸びの良い、腹に響く重低音が再生されます。私の大型システムに匹敵するくらいのダイナミックレンジも有り、自分でも期待以上の結果に満足しています。
近々、映画鑑賞会をして見よう!
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