6BM8アンプ製作に燃えていたのですが、欲をかいて違うアンプを作ることになりました。何気なく6BM8の規格をネットで検索中に6P1Pという中国管のデーターを見ました。6AQ5とほぼ同特性で4極ビーム管ということです。しかし、最大プレート電圧が250Vというところに人気がないらしく安価で出回っているようです。
シングルで、プレート電圧が250Vの時、プレート電流42mAで3.5W出力取れます。
過去には、4極ビーム管を3極接続したのが、ラックスで採用された、NEC製の50CA10が在りました。
実は、この球、ネット通販のアイテンドウでも発売されていて、プッシュ用の基盤も販売されているのを知っていました。
そこで基盤を購入してみました。
基板の作りもしっかりしています。球はロシアのソブテック製を入手しました。
基板一枚でステレオプッシュアンプを作れますが、三極接続した時に10Wは出力が欲しいのでパラプッシュにしてみます。
幸いにしてこの基板にはG、SGやPの接続端子があります。
つまり、基板1枚でパラプッシュが作れます。
トランスは出力トランスに東栄トランスの15Wプッシュ用を採用しました。
このトランスはSG端子もあるので、UL接続もできます。
そこで、切り替えで、3極接続とUL接続の切り替えが出来るようにしようと思っています。6P1Pは4極接続でプッシュでRLが5KΩの時10Wが取り出せます。
3極接続で3W位の様です。そこでパラプッシュにして、出力トランスのスピーカー側16Ω端子に8Ωを接続すれば、RLは2.5KΩになります。
こうすれば、3極接続でも10Wの出力を望めます。
UL接続の場合、通常の接続で15Wは確実に出力されます。
電源トランスは120mAのトランスを4個購入、パラにしてチャンネル当たり、240mAを確保しています。
パラプッシュで160mAが流れます。
さて、ドライブ段はどうしようかと考えていましたが、過去に作った6AQ5プッシュアンプと同じく、トランスドライブにしました。
写真後方左に移っているトランスがそうで、本来8:10KΩ、1Wの真空管用出力トランスです。5Kタップがあるのでプッシュ用に打ってつけです。
このトランスをドライブするのはパワーオペアンプをBTLで駆動します。
写真後方右に移っている入力トランスで、位相反転もします。
主要パーツも集まり後は本人のやる気だけの様です。
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