2019年4月15日月曜日

6P1Pパラプッシュアンプ続き

シールドの無い電源トランスを使った事で、磁気ハム対策に四苦八苦して
電源トランスの方向を変えたりして、分かったのはトランスを取り付けた底板が
鉄製なので、磁気ハムをばら蒔いている事でした。
対策としては底板からトランスを浮かして離すしかありません。
電気磁気学でもお馴染みですが、磁界は距離の二乗に反比例するので、離すのが
一番の方法です。
そこで、トランスにスペーサーを入れて2cm浮かしました。
又、出力トランスも同じく浮かします。
これによって、スピーカーに耳を付けて微妙に聞こえる程になりました。
しかし、問題が残ります。
トランスの容量が私の計算の誤りによって、ギリギリに成ってしまいトランス自体の
発熱がひどく成り、かなり熱くなります。
底板に直接取り付けていた時は、底板に放熱されて、分からなかったのです。
そこで、なんとトランスに放熱器を取り付ける事にしました。
変電所のトランスでありまいし、普通では無い光景です。
でも仕方がありません。











音は私のオーディオライフの中で異彩なアンプに成りました。
どちらかというと、私の今までのアンプはプリアンプは、マークレビンソン、
パワーアンプはマッキントッシュ、といった音でしたが、今回のアンプはどちらかと言えば、マランツ9の様な音です。











モニター2をネットワークで鳴らしていますが、私が今まで製作した、アンプと違った鳴り方をしています。
細やかで繊細、低域もかなり締まっていて、重低音が再生されます。
UL接続と3極接続を切り替えると、3極接続ではこの傾向が顕著に現れます。
また、NFBの切り替えを付けました。
無帰還、有帰還を切り替えられます。
無帰還の方が開放的に鳴ります。
レコード、CD、MP3と片っ端から再生してみました。
モニター2もそうですが、モニター1が高域が落ち着いて、重心の低い音で鳴るので
ちょっと驚きました。
外観もまるでアキュフェイズのパワーアンプP300の様で気に入っています。
そういえば、私が大学生時代初めて購入した自作以外のアンプは同社のC200でした。


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