2024年10月15日火曜日

6P1Pパラプッシュ真空管パワーアンプの改修

 ソブテックの真空管6P1P(6AQ5相当管)のパラップシュパワーアンプの一部を改修しました。












元々、パワーアンプは仕事で音響に使用していた、能率103dB高域用ホーンツイター4台を駆動する目的で製作したのです。

しかし、真空管の高圧電源が手動式に成っていたので、殆ど使用せずでした。

先日、オーディオシステムに使用している低域用パワーアンプのコンデンサー交換が終わるまで代わりに使用しました。

低域用に使用して、意外と馬力も有り良いと思いました。

そこで、タイマーを内蔵させて、システムの中低域のホーンに使用したいと思いました。













このアンプは、4極管6P1PをUL接続、又は3極接続がスイッチで選択出来、切り替える時

高圧電源がリレーで5秒間切れるようになっています。

そこでこの回路にタイマーリレーを挿入して、真空管のヒートアップを考慮して、5分経ってから、高圧電源が入るようにしました。












これで、電源を投入して時間が経つのを待ってから、オペレートスイッチを入れる必要が無くなりました。












中高域のホーンは能率が100dB有るので、出力は十分で、UL接続や3極接続の音質の変化が楽しめそうです。

近々に高域用のホーンも6P1Pのシングルアンプで駆動を考えていて、製作をする予定です。



2024年10月4日金曜日

オーディオ機器改修その後。

 35~40年経っていたオーディオ機器のコンデンサー等、交換を行ってきました。

レコード再生イコライザーアンプですが、CR型イコライザーを採用していて、DCアンプ部のゲインを欲張るとDCドリフトが大きくなり、安定度が悪くなるため、当初MCダイレクトにしていましたが、タムラのトランスをMCトランスにして20dBゲインを稼ぎました。












既にプログで紹介していますが、パワーアンプ(高域、低域)の電解コンデンサーをフィルムコンデンサーに交換、チャンネルデバイダーを新たに製作しました。

中低域のパワーアンプは製作して5年ほど経っていますが、電源は既にフィルムコンデンサーを使用して製作しています。









プリアンプですが、ボリュームの可変抵抗器を交換しました。












今まではコスモ音響製のカーボンタイプを使用して来ましたが、東京光音製の抵抗式アッテネーターに交換しました。












これによってボリュームの位置に関係なく、音質の変化が起きません。

更に透明度が増して、雑味感が無くなったと思います。

又、アッテネーター式抵抗は、クリック当たりの変化量が大きいので、深夜音量を更に下げれるようにー3、ー6dBのアッテネータースイッチを付けました。

このアッテネーター用の抵抗は熱ノイズを防ぐためにRM抵抗3Wタイプを使用しました。

出力には、タムラ製トランス、スイッチ関係はフジ測製、測定機用を使用しています。