2009年1月18日日曜日

15年前の思い出

ブログの新年会に写っている、アメリカのヤングマンは、シカゴ大学、カルフォルニア大学を卒業して、就職するまでの時間を利用してホームスティしています。私もデジタル方式の放送用送信機を日本に初めて導入することになり、シカゴのハリス社へ勉強に行き、滞在していました。この時にシカゴ大学の研究室に席を置かせて貰いました。これが縁で交流が生まれました。日本に帰国してデジタル送信機を導入して運用を始めた頃は、NHKを筆頭に日本中の放送局から連日見学に来ました。出版社からも依頼がきて出筆をしました。15年も前の話です。









写真はハリス社で研修を受けてデジタル送信機の技術習得終了書です。
年末に大掃除をしていたら出てきました。ハリス社は放送用の機器を開発設計製作しています。
AMステレオや世界で始めてのAM、FMのデジタル送信機の開発、そして今日の地上波デジタルの送信設備の開発を行った会社です。オランダのフィリップスと並んで放送業界で世界シェアーNo1です。多くの日本人は知らないのですが、日本の放送業界でNo1のNECや東芝が足元にも及びません。
海外に目を向けると日本人は本等に井の中の蛙と思います。
在局中に(アメリカのハリス社へ技術研修に行き、送信機の導入を行う)と言う、辞令を社長から頂いた時は、どうしてと耳を疑いました。それは、日本が技術的にもNo1と思っていたからです。
しかしアメリカに渡ってデジタル送信機(当時日本にはまだ無かった)を見てその性能を確認した時は、頭を殴られた思いでした。日本がこんなに遅れていたとは思わ無かったからです。でも私が日本にこの送信機を導入した事によって、日本の各社がデジタル送信機の開発を始めました。
そして今では製品化されています。本当にうれしい事です。









テクニクスのSA100です。殆ど自作の中で、メーカー品で持っているパワーアンプです。クラスAAと言う特殊なAクラス動作のアンプです。年に一度しか出番がありません。理由としては大きい重いは別として、線の細い音質なので、私のマルチシステムにはつりあわず、いつもはカバーを被って部屋の片隅に寝ています。久しぶりに使って見ました。繊細で細身の音質で、たまにフルレンジシステムに使用して聞くには気分転換になります。

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