2025年1月30日木曜日

モニター2の設置位置の変更

 先日まで、モニター2はラージモニタースコーカーの上に横向きで設置していました。













見た目と納まりは良かったのですが、モニター2の音像定位が、映像モニターの影響を受けていて、聴く位置で定位が変わってしまいます。
そこで、初めに設置した位置に戻しました。













ラージモニターのウーハーとスコーカーの間前にスタンド縦置きです。
ウーハーは80Hz以下を再生しているので、余り影響は無いと思いましたが、スコーカーは
80~800Hzまでと帯域が広いので、影響が出るのではと躊躇しましたが、実際に設置して聴いてみると分りませんでした。
それどころか中高域はセルラーホーンで影響が無いと思っていたのですが、横置きのモニター2が、無く成った事で、音像定位がよりはっきりしました。
肝心のモニター2は本来の置き方に成り、低域と中高域のバランスがとれて定位もはっきりしています。
清掃時に動かす事が面倒ですが、メリットの方が多いので、この位置で決めました。













やはり、スピーカー設置位置は、見た目も大事ですが、音質を優先にして挙げ無いと、本領発揮出来なくて不本意だろうなと思いました。

2025年1月25日土曜日

WiFiルーターの接続可能台数とWiFiルーターの追加。

現在、私の部屋ではWiFiを必要な機器が多数有ります。
例えば、スマホ、タブレットは勿論の事、AIでコントロールしている機器が有ります。













殆どがAIユニット(アレクサ)を使用した(照明、空調、暖房、オーディオ、ビデオ等)の家電コントロールです。
これらの機器は、ワイヤレスでWiFiを受信して動作しています。
この為、WiFiルーターの接続可能台数を超えると、接続不可能もしくは、接続出来ても動作速度が著しく遅く成ります。
実際、この部屋では、端末機器3台とAIコントロール端末機器が20台有ります。
WiFiルーター1台で接続可能な台数は、14台位の様で、それを超えると、端末がWiFiを認識出来なくなります。













今まで、私の部屋以外に接続可能な共有WiFiが有り、それを使用していたのですが、共有WiFiの使用状況次第で、接続が切れ、端末が動作しなくなります。
そこで、新たにWiFiルーターを追加しました。













ブリッジモードにして、現用機と接続しました。
アンテナ付きで、通信距離が伸びたので、タブレット、スマホ等を優先に接続しました。
今の処、2台のWiFiルーター同士の電波干渉は出ていません。
これによりAI端末の動作は、安定していて大変快適です。




    











2025年1月18日土曜日

モニター2の高域調整方法

 モニター2は、ウーハーの能率が90dB、フルレンジは97dBで、100Hzでクロスしています。マルチ駆動で高域は1/4減衰させてバランスを取っています。

躍動式ボリュームの音質劣化(特に高域)が明らかに成り、モニター2に使用している高域ボリュームを固定抵抗に置き換えてボリュームの排除を行いました。









歪感が無く成り、透明度が増して音質改善は明らかです。















手元にタムラのトランス、TPAS6Sが有り、7K:600Ω、巻き線比は4:1と成っています。
これをモニター2の高域アッテネーター代わりに使用出来ないか試してみました。














プリアンプの高域用、固定抵抗式アッテネーターをパスして、代わりにトランスで高域を減衰させます。
つまりトランス式アッテネーターです。














現在、高域用に4P55送信管シングルアンプを使用しています。
低域用は金田式DCアンプです。














高域、低域のバランスは固定式アッテネーターの時と同じバランスが取れました。
なんと言っても驚いたのは、やはり音質の変化です。
固定抵抗の時と同じく、歪感の無さと透明度は、そのままで、中高域の角が取れて耳当たりの良い音です。
比率さえ合えば、とても良い方法と思います。



2025年1月8日水曜日

SSDACの電源ON/OFFノイズ。

 Amazonミュージックを聴く時は、専用のCPUとSSDACを組み合わせて、聴いています。

電源はアレクサでON/OFFをしていて、電源をONするとCPUが自動起動します。

今回、SSDACと加算式イコライザーの電源を連動させました。












今まで、SSDACの電源を入れた状態で使用していたので、気付かなかったのですが、電源を切った時、大きなショックノイズが出る事が分かりました。

SSDACは、DAコンバーター以降DC構成に成っていて、カップリングコンデンサーは有りません。このため低域特性は素晴らしいのです。

しかし、電源を切った時、DCが出力されます。

SSDACは、トランス入力付の加算式イコライザーに接続されています。

つまり、入力トランスに直流が数秒間流れてしまいますし、アンプのボリュームが上がっていたら、大きなノイズがスピーカーから再生されて、好ましく有りません。

そこで、電源のON/OFF時にリレーを内蔵させて、ミュートしました。


















音声が、リレーの接点を通過しないよう、リードリレーで3秒間、音声をワンショットショートさせるようにしました。













コンデンサーの充放電を利用した簡易型ですが、スムーズに動作しています。





2025年1月6日月曜日

可変抵抗器の音質変化

 加算式イコライザーに採用したアルプス電気製の可変抵抗器は、音質が良かったので、

レコードイコライザーアンプに使用しているパーツと交換してみました。


















左側が現用品です。今回、右に交換しました。
どちらもアルプス電気製です。

















イコライザーの8KHzを3dB程、可変するのに使用しています。
交換すると高域の透明感が変わり、ざらつきが無く成ります。











全帯域の音声が、通過する部分に使用するには、難が有りそうですが、この様な使い方では、中々のパーツです。

思いでのクインシージョーンズ

 私が初めてこの曲を聴いたのは18歳くらいの頃でした。

曲名は(鬼警部アイアンサイド)。

大変、インパクトの有るイントロで聴いた人は忘れないと思います。

実は、私がクインシージョーンズの曲と知る前に多分、このドラマ(鬼警部アイアンサイド)は、小学生時代にテレビの白黒放送で、アメリカのドラマ(逃亡者)の後に放送していたと記憶があります。

しかし、このドラマのテーマ曲については記憶が有りません。

このテーマ曲のイントロが、その後、日本テレビで放送のバラエティ番組(ウイークエンダー)のアタッ音に使用され、そのインパクト故に誰もが知る事になり、イントロのみが有名に成りました。












私が全曲を聴いたのは、19歳の大学時代でした。

友人が、私がアルバイトをしていたオーディオショップにアルバムを持ってきたのです。

再生を始めて、この曲だったのかと、大変驚いた事を覚えています。

私も即このアルバムを買いました。

彼は去年の11月に逝去されました。

この曲を始めとして、彼の曲は日本のテレビCMや番組で使われました。

改めてもう一度、彼の作品を聴いてみました。

様々なジャンルの旋律を取り入れていて、センスの良さが感じられ、天才と称された理由が分かります。

彼の冥福をお祈りいたします。


2025年1月2日木曜日

FMチューナーの改修2

 先日改修したDSPチューナーですが、更に電源のグランドラインを変更しました。









既にアンテナブースター、チューナー、DNR、加算式イコライザーの+電源には、高周波チョークコイルが入っていますが、グランド(ー電源側)にも高周波チョークコイルを其々に入れました。

DSPチューナーの音質が電波状態に左右されやすいのでアンテナを設置しました。














ブースターを付けて増幅していますが、車等が出すノイズに弱く、ザラザラした音質に成ります。
そこで、簡易型でも指向性のあるアンテナが威力を発揮します。
チューナー本体のノイズはDNRで何とかなっています。









余り期待をしていなかった、グランドラインの処置をした事が功を奏したのか、ザワツキやザラザラ感の無い音が出ました。

FMチューナーの故障からFMを聴くのが遠ざかっていましたが、福山正治さんのジェットストリームが放送開始されたので、DSPチューナーを製作しました。

しかし、昔とかなり違っていて番組によっては、FM放送の特徴であった音質の良さが無くなり、聴いていて聴くのを止めたくなる事も有ります。

日曜日の山下達郎さんのサンデイ・ソングブックと福山正治さんのジェットストリームが、良い音質で放送されています。



2025年1月1日水曜日

DSP、FMチューナーの改修

FM放送の受信に自作のDSPチューナーを使用しています。 










6年前までは、トリオのパルスカウントAM/FMチューナーKTー9900を所有していました。

しかし、FM放送が受信出来なくなり(IFTトランスのコンデンサーの容量抜けが主な原因)修理を考えていたのですが、住居を移動する事になったので、置き場所を考えて小型のチューナーが入手出来ないかと思っていました。

近年、AM放送がノイズ等、電波環境や消費電力、アンテナ等のメンテナンス事情からワイドFMに移行が増え、現在は2波維持の状態ですが、近々AM放送を停止すると言われています。

トリオのKTー9900はFM放送は勿論、AM放送もワイドバンド受信が出来て50Hz~15KHzまで再生出来ました。

とても気に入っていたのですが、ワイドFM(アナログテレビ放送のVHF周波数帯を使用)は受信できません。

そこで、一般的に成って来たDSPチューナーの使用を考えてみました。

色々調べてみるとDSPチューナーは専用LSIを使用して、様々な完成基板が有ります。

周波数表示付きの基盤は少なく、Amazonで見つけ、駄目元で購入、3年程前に組み立てました。









やはり、アナログ式のチューナーと比べて、復調方式の違いか、音量感が無く、ダイナミックレンジを改善するエキスパンダーを内蔵したのですが、番組によって、不自然な音に成り、使用を止めてしまいました。

そこで、グラフィックイコライザーを接続して何とか納得の行く音に調整して、聴いてきました。

今回、このチューナーを改修して音質改善をしました。

DSPチューナーの不思議な処は、電波の受信状態でノイズが増えるだけでなく、音質もかなり変わってしまいます。

そこで、受信アンテナを設置、高周波ブースターを内蔵させました。









DSPチューナーの音声出力にサンスイの小型トランスSTー71を使用して音声ラインのアースを切り離しています。

高周波系と音声系の電源アースラインには高周波コイルを使用しました。

DSPチューナーはS/Nが余り良くありません。

そこで、NS社のアナログノイズフィルターLM1897(カセットデッキ用DNR)を使用して疑似的にS/Nを改善しました。

更に前回製作した加算式イコライザーが好結果だったので、製作、500Hz~1KHz、8KHz以上を4dB程持ち上げています。

これによってグラフィックイコライザーは必要なくなりました。









電源は24Vをアダプターから受けて、各レギュレーターでブースターに5V、DSPチューナーに5V、DNRに12V、加算式イコライザーに18Vを供給しています。

更に高周波コイルを各基板に取り付けて電源からのノイズと干渉を防ぎました。

日曜日に放送されている、山下達郎さんのサンディ・ソングブックスは、他の番組と比べるとかなり高音質ですが、ベースやボーカルの解像度が明らかに良く成りました。

これでFM放送も不満なく聴けそうです。