2024年9月14日土曜日

オーディオ再生装置メンテナンス終了。

これで全てのアンプのコンデンサー交換が終了しました。

 低域のパワーアンプを真空管式から、本来のDCアンプに入れ替えました。












やはり、DCアンプ、地を這う重低音、真空管アンプでは再生出来ないです。

ドラムのキックのアタック、ベースの音階がはっきり分かります。

レコードを聴いてて、多分アンプが出来立ての頃は、聞こえていたと思うのですが、こんな音が入っていたかと思う時が有ります。

それと、今までの音量で再生すると音が大き過ぎる事が分かりました。

音の明瞭度が悪かったために、音量を上げ過ぎていたようです。

今では、普段の声の大きさで会話が出来、テレビのニュースの音が聞き分けられる位の音量でも、十分に音楽が聴けます。

音量を上げなくても低域から中高域の細やかな音まで聞こえるように成ったのです。

やはり35年以上も経つと、それなりにレベルの高い部品を使用していても、かなり劣化していた訳です。

これで、落ち着いて音楽を楽しめます。









メインのシステムのメンテナンスが終了したので、今回、低域用の代わりに使用した真空管アンプを少し改修しようと思っています。









6P1P、4極ビーム管、パラプッシュアンプです。












UL接続と3極接続を選択できるようになっています。

しかし、電源を入れた後、プレート電源は手動で入れるので不便です。

そこで5分後にプレート電源が入るようにタイマーを設営する予定です。

2024年9月12日木曜日

低域用パワーアンプのメンテナンスPart3

 時間をかけて順番にコンデンサー交換をして来た、低域用パワーアンプですが、最後のドライブ基板のコンデンサー交換をしました。












終段MOSFETのバイアスに使用している電解コンデンサーをフィルムコンデンサーに交換しました。ドライブアンプのパスコンに使用していた、ハーメチックシールドタイプ銀タンタルコンデンサーは、測定の結果、劣化が認められなかったので、このまま使用する事にしました。

しかし、今考えてみると一生涯使う事を目標に作ったとはいえ、電解コンデンサーもこの頃では、まだ使用されることが少ない、オーディオ用でー45~+105℃タイプを使用して、更に小信号電源部には、銀タンタルコンデンサーと金額に糸目を付けて無かった事が

分かります。












DCアンプなので、動作チェックでDCドリフト調整が必要かと計ってみると、2台共、0・1mVと驚異的に安定していました。

又、誇りまみれのMOSFETを清掃していて、開発した日立製作所の初期型と分かりました。












TO3型のFETに日立のマークが刻印されています。

日立がオーディオブランドLO-Di時代に発表したパワーアンプHMA9500と同じ頃のMOSFETと思うと考え深い物が有ります。












パワーアンプのコンデンサー交換が全て終わり、現在、使用している真空管パワーアンプと

交換すれば、元のシステムに戻ります。

今日はここまで、数日中に交換します。

2024年9月6日金曜日

低域用パワーアンプのメンテナンスPart2

 先日から始めた低域用パワーアンプのメンテナンスですが、今日は、2台目のパワーアンプの電源コンデンサーを交換、そして、メーターアンプのコンデンサーを交換しました。


















1本10000μFの電解コンデンサーですが、35年も前なのでかなり大きいです。
現在は1/3のサイズです。

















メタ―アンプのコンデンサーも交換しました。

















コンデンサーを交換して、電源を入れてテストすると、タイマーに電源が入りません。
テスターで図ると24V有るはずが、0.3V、慌てて電源を切ると、3端子レギュレーターが熱くなっています。配線ミスをしました。誤ってレギュレーターの出力をアースに落としてしまった様です。
配線を直すと問題なく動作しました。
35年も前の部品なので、壊れてしまったかなと思ったのですが、無事でした。
意外と昔の部品の方が、現在の部品はギリギリの定格が多いのですが、余裕が有るのかも知れません。

ドライブ基板のコンデンサー交換をすれば終わります。
また、報告します。

2024年9月5日木曜日

低域用パワーアンプの改修メンテナンス

 イコライザーアンプ、中高域用パワーアンプとメンテナンスが終わり、低域用パワーアンプのメンテナンスを残すのみとなりました。





















電源のコンデンサーはオーディオ用10000μFを±電源で2本ずつ使用、つまり片電源当たり20000μFを使用しています。












同じ容量ですが、30年の技術の進歩でしょうか、コンデンサーのサイズがとても小さくなっていて驚きました。

次は、ドライブ基板、ピークレベルメーターのコンデンサーの交換です。

































































































2024年9月4日水曜日

CR型レコードイコライザーのレベル調整用アッテネーター

 メンテナンスを終了したCR型レコードイコライザーですが、先日完成したNF型イコライザーを聴いていて、気が付いた事が有りました。

それは、CR型イコライザーの方がシンバルの音が少し賑やかで、シャリ付き感が有ります。

当初、カートリッジの癖、もしくは解像度の違いと思っていたのですが、CR型イコライザーには、ゲイン調整のアッテネーターが有ります。

これは、デンオンDL103やテクニカAT33等では出力は大きいのですが、他のメーカーでは、倍近く出力が低い事が有ります。

VUメーターのレベルの事も有り、調整できるようにしています。


もしやと思い、アッテネーターを最大にしてみるとシャリ付きが無くなり、落ち着いた音に成ります。












現在使用しているアッテネーターはアルプス電気製のディテントボリュームです。












そこで、この際なので、東京光音製のコレクトボリュームに交換する事にしました。












やはり、価格が20倍近く違うだけ有ります。

ディテントボリュームでは、絞り初めて1/3位から、特に高域の高い方に変化が微妙に現れ始めます。

やはり、にぎやかな感じになります。

コレクトボリュームでは、全く変化は分かりません。

しかし、今回、35年~40年経っている機器のメンテナンスと称していますが、パーツに糸目をつけずに価格度返しにするとこんな様に成るのだと、目の飛び出るような価格の放送機器や、レコーディング関係機器の経年変化考えると成程と思いました。



2024年9月2日月曜日

レコード再生

 新たにパイオニア製レコードプレーヤーPLーXL520が加わってテクニクスSL1200MK5と2台に成りました。


















今日は時間をかけて、様々なジャンルのレコードを聴いてみました。
テクニクスSL1200MK5で再生していて、若干トレースが厳しいレコードが有りますが、
パイオニアPL-X520では、リニアトラッキングの強みかとても安定しています。
使用しているカートリッジやイコライザーアンプが違うので、比較は出来ませんが、其々のプレーヤーでカートリッジ交換と違った音質で、様々なジャンルのレコードを聴くことが出来るので、更に音楽を楽しむ事が出来ます。

2024年9月1日日曜日

レコード再生用、MMカートリッジイコライザーアンプの製作、Part2

 友人から譲り受けた、パイオニア製リニアトラッキングレコードプレーヤーを使用するべく

イコライザーアンプを製作しました。












装着されているカートリッジはオーディオテクニカ製MMカートリッジです。

私が使用しているイコライザーアンプはMCカートリッジ専用なので、製作しました。












イコライザーアンプ基板は、当初、自作する予定でいたのですが、Amazonのサイトを見ていたら、イコライザー基板の完成品が格安で有ったのです。しかも、送料無料です。パーツショップに発注すれば、部品代、送料代で、倍以上の価格に成ります。

どの様な性能かも考えずに頼んでしまいました。

前プログに投稿したようにコンデンサー等を交換してしまいましたが、結果は良く出来ました。












基板が完成して試聴した時に少し低音が軽いように思えたので、低域を簡易的にブーストする回路を入れました。

60~80Hzを0~3dB程ブースト可変出来ます。

レベルメーターを付けたので、レベルメーターアンプを付けました。












AC電源内蔵で電源部には低ノイズで小型のACーDCコンバーターを内蔵しています。

AC電源使用なので、内部配線をきっちりしてシールドをしないとハムノイズが出るかと思いましたが、皆無で再生ボリュームを最大にしてもハムは聞こえませんでした。












通常使用しているMCカートリッジとイコライザーに比べると、リニアトラッキング方式、MMカートリッジとの違いも有るでしょうが、RIAA素子のNF型らしい明るい元気のある音です。低域ブースト回路も功を相してか、低域も良く出ていて、歯切れのよい音です。

Amazonのこのような商品は、時折動作不良が有ると言われますが、問題なく動作、手を加える事で素晴らしい出来に成りました。

フルオートプレーヤーなので、気軽にレコードを聴くにはとても便利です。