2024年9月12日木曜日

低域用パワーアンプのメンテナンスPart3

 時間をかけて順番にコンデンサー交換をして来た、低域用パワーアンプですが、最後のドライブ基板のコンデンサー交換をしました。












終段MOSFETのバイアスに使用している電解コンデンサーをフィルムコンデンサーに交換しました。ドライブアンプのパスコンに使用していた、ハーメチックシールドタイプ銀タンタルコンデンサーは、測定の結果、劣化が認められなかったので、このまま使用する事にしました。

しかし、今考えてみると一生涯使う事を目標に作ったとはいえ、電解コンデンサーもこの頃では、まだ使用されることが少ない、オーディオ用でー45~+105℃タイプを使用して、更に小信号電源部には、銀タンタルコンデンサーと金額に糸目を付けて無かった事が

分かります。












DCアンプなので、動作チェックでDCドリフト調整が必要かと計ってみると、2台共、0・1mVと驚異的に安定していました。

又、誇りまみれのMOSFETを清掃していて、開発した日立製作所の初期型と分かりました。












TO3型のFETに日立のマークが刻印されています。

日立がオーディオブランドLO-Di時代に発表したパワーアンプHMA9500と同じ頃のMOSFETと思うと考え深い物が有ります。












パワーアンプのコンデンサー交換が全て終わり、現在、使用している真空管パワーアンプと

交換すれば、元のシステムに戻ります。

今日はここまで、数日中に交換します。

0 件のコメント: