2024年12月20日金曜日

加算式イコライザー

 9月頃に製作した加算式イコライザーは、ラージモニター用にチャンネルデバイダーと同時に製作したのですが、アンプ類のメンテナンスによって、音質改善されて必要が無くなってしまいました。

しかし、レコードやCDは素晴らしい再生音なのですが、インターネット配信音楽では、再生系が改善された事で、ジャンルによっては音質に不満が有ります。

そこで、このイコライザーを使用してみました。

低域、中域、高域を加算できるので、不自然に成らず、期待以上の効果を発揮してくれました。



















そこで、バラックの様な作りだったので、回路はそのままで、改めて作り直しました。
SSDACとプリアンプの間に接続、音源によっては、イコライザーパスの必要が有り、パス時、音質劣化を防ぐため、プリアンプでも採用したリレーを使用しました。
パスをすると入力トランスのみを音声信号は通過します。
加算する帯域は50Hz、250~500Hz、5~10KHzと可変出来ます。
最大の加算量は3dBです。

















入力トランスはタムラ製、加算アンプにはFET入力のTL072ミリタリーセラミックタイプを使用しました。
電源やフィルターにポリプロピレンフィルムコンデンサー、抵抗は熱雑音を減らす為、1/2Wと3WのRM抵抗、ボリュームにはアルプス電気製を使用しました。


















空中配線をやめて、ボリューム周りに基盤を使用してすっきりさせました。
実際使用してみて、最大3dB程度の加算量ですが十分実用に成ります。
原音に必要な帯域を加算するだけですが、一般のイコライザーの様に原音を劣化させる事が少ないので良い方法と思っています。



















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