2024年12月9日月曜日

モニター2、チャンネルデバイダー内蔵プリアンプの改修

モニター2は、以前にMJ誌でも紹介した友人製作の16cmダブルコーンフルレンジスピーカーと16cmウーハーの2WaYスピーカーシステムです。












友人製作のフルレンジスピーカーの音質はアルテックに似て、中低域が太く、能率は97dBとかなり高く、低域は100Hz辺りからだら下がりです。

そこで100Hzから下をウーハーで持たせていますが、ウーハーの能率が90dBなので、ネットワークでは厳しいです。そこでマルチアンプで駆動しています。

ウーハーには、金田式DCパワーアンプを使用して、フルレンジは、出力トランス付きAクラスMOSFETパワーアンプで鳴らしています。













モニター2のチャンネルデバイダーは富田先生設計の1石FETラインアンプにMJ誌で発表した、北野、前坂式チャンネルデバイダーを組み合わせたプリアンプです。

最近、高域用パワーアンプに接続するコネクターの接触が良くないので修理を兼ねて改修しました。

入力セレクターは、テレダイン製では無いのですが、密閉型、音声切り替え専用ミゼットリレーを採用しています。












コネクターのカシメが緩んでいる部分はハンダを付け直しました。

その他、カップリングコンデンサーとデカップリングコンデンサーはフィルムコンデンサーに交換しました。








このプリアンプも製作して15年が経過しています。

今回の改修で、思った以上に中高域が落ち着いた音になり、ウーハーとのバランスが摂れて、ボーカル、ライブ等は、エコー感が良く響き、フルレンジの良さを発揮します。

改めて友人の製作したフルレンジスピーカーの音の素晴らしさを実感しました。

ラージモニターを改修した時も、余りの良い結果に驚いたのですが、モニター2も思い切って、改修をして良かった。

これで、何時でも手軽に音楽をモニター2で聴く事が出来ます。










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