以前はテレビを沢山観ましたが、最近はニュースと決まった音楽番組を観る事が多いです。
内容的な事も要因になっていますが、バラエティ番組やワイド番組の音声が良くないのです。
出演者が多い事もあるのか、それぞれのマイクの音の被りで、位相の周りが激しく、機器の状態を判断するには使えません。
しかし、ニュースなら長年聴きなれたアナウンサーの声で有り、マイクも1本で余計な回り込みが有りません。
つまり位相も変わらない訳です。
故高城先生がテレビの音を侮るなとおしゃっていましたが、これはこの様なニュースと音楽番組についてだと私は思っています。
音楽番組では、スタジオ収録、ホール収録、生放送が有ります。
私は放送関係に長年携わってきたので、良く知っていますが、収録用のミキサーはレコーディング用のミキサーとほぼ変わらないし、マイクもノイマン、ショップス、B&K等のコンデンサーマイクも多様にアレンジして使用しています。
かなり歴史のある音楽番組を先日観ましたが、素晴らしい音質でした。
ラージモニターでなく、あえてフルレンジ感覚のモニター2で音を再生、オーケストラ、ソロ楽器が素晴らしいバランスでミキシングされていました。
音声はFM変調方式から、現在はデジタル方式に代わり、優秀なDACを接続すれば更に高音質が期待出来ます。
現在では、音楽のジャンルがかなり変わってしまい、私には評価が難しいですが、NHKの紅白も、会場の臨場感や歌い手と奏者のバランスが素晴らしかったと記憶が有ります。
テレビも番組を選べば、オーディオ機器の状態をチェックできる音源に成ると私は思うのです。
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