2008年8月21日木曜日

小物達ParT2

普段は低域を再生するスーパーローと中高域を再生するミッドハイは、マルチアンプでドライブしますが、会場などがそれほど広くなく、マルチアンプにする必要が無い時に使用するスピーカーネットワークです。低域と高域のパワーメーター付きです。ネットワークですが最大入力は300Wまで可能です。パワーメーターも300Wまで表示できます。

高域の位相切り替えと、8KHzから、3dB高域をアップ出来るスイッチがあります。電池ボックスは、暗所でメーターを見るためのランプ用ですが、このランプ(LED)は、普段ピークランプになっていて、低域は200W、高域は、150Wの時、点灯します。メーター下のスイッチでランプになります。









会場がとても広い時にメインのスピーカーだけではエリアをサービスできないのでサブとしてトランペットスピーカーを併用します。皆さんはえーと思うかもしれませんが、最近のトランペットは、アンプの性能が良ければ、低域は出ないですが、明瞭度が高く馬鹿に出来ません。ただし、100Vラインで使用するため、トランスでインピーダンスを上げる必要があります。また長距離(50m~100m)ケーブルを延長するので、トランスが必要になります。一般のアンプではこれだけ延長すると容量負荷によって発信したり、減衰して音量が上がらなくなります。トランスを付加すると、容量負荷を回避できます。又、トランスで電圧を上げて電流を減らす事によってケーブル抵抗の影響が受けにくくなります。同じ電力を伝送するには、電流×電圧=電力となり、電圧を上げれば電流は減り、電圧を下げれば、電流が増えるという、電圧と電流は相反する物なのです。何故、東京電力の高圧線が66000Vと高電圧なのか分かりますか?それは、こうする事によって電流を減らし、送電線の抵抗(抵抗によって電熱器と同じくなる)による発熱を減らしロスを少なく伝送するためです。電流が増えれば電線の抵抗値によって発熱が増えてその分だけロスが増えるのです。


話がとても長くなりましたが、このトランスBOXは、トランペットスピーカーを使用するときに使います。音質を重視してラックスのマッチングトランスを使用しました。メーターは凝って見ました。270度回るユニバーサルメーターを使用して、最大100Wを指示するようにしてあります。









ミキサーやエフェクター、CD、MD等の電源を接続する時に使用するユニットです。アースラインから切り離す絶縁トランスやノイズフィルターが3系統内臓されています。 これによって沢山の機器が接続した時の電位差を防止します。 電圧計付きです。




0 件のコメント: