2025年3月4日火曜日

モニター2の改修Part3

 モニター2の中高域に使用している16cmフルレンジは、当時、音響メーカーに勤務していた友人が、製作したユニットです。

見た目は、何の変哲もないダブルコーンフルレンジですが、能率は97dB有り、アルテックの様な中域とラウーザの様な高能率、繊細な高域が魅力です。

しかし、ボイスコイルインピーダンスが4Ωと低く(ボイスコイルの重量が軽く成り、能率も高くなる)、私の4P55真空管パワーアンプは4Ω端子が無いため、接続するには、インピーダンス変換が必要です。














そこで、マッチングトランスを付けています。
トランスは山水トランス(現、橋本トランス)のST67Bを使用しています。
この歴史の有るサンスイのトランス、使い方次第では、ブランドに恥じず、性能、音質共に良いです。
このトランスを今まで、4P55アンプの傍に置いていたのですが、スピーカーの傍に置いてみました。













入力コネクターの傍、ウーハーユニットの後側に設置しました。
これによって、アンプ側は8Ωでトランス出力され、スピーカー内でトランス受けで4Ωに変換されます。
つまりアンプから、スピーカーまでのケーブルの電流は半分に成る訳です。













結果は、上々で、音量を上げても、更に歪感が増えず、音の静寂感が増しました。




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