2012年6月13日水曜日

4CHリミッターアンプ

私のハウスでは、リビングで映画鑑賞会を定期的に行っています。
DVDを再生するのですが、VHS等のビデオテープと違って、音声のダイナミックレンジが大きく 音の大小の差が大きいので、音が小さいからと言ってボリュームを上げておくと、大音量になってしまい、慌てて音量を下げることがあります。
映画館のように防音が確りしていれば、問題無いのですが一般の家ではそうは行きません。
そこで今回、最大音量の時、設定音量まで自動的に下げるリミッターアンプを製作することにしました。














リミッター用にNEC製のIC、UPC1313HAを使用しました。
このICは、テープレコーダー用のマイクヘッドアンプとして開発され、レベル調整用のリミッターを内蔵しています。2回路内蔵されており、ステレオで構成できます。

プロ用の取材用小型ミキサーにも採用されていた事が有り、低ノイズ、音質、リミッター特性共に文句なしのICです。

残念ながら現在では入手が難しいかもしれません。











NECのマニュアルでは、このICの出力をダイオードで整流、この電圧をリミッターゲインリダクション用に使用していますが、簡単で扱いやすいのですが、この方法では激しい音楽等の時、息継ぎ現象が起こりやすいので、別にOPアンプで入力信号を増幅、正転アンプ、反転アンプを構成して+側と-側をそれぞれ信号用ダイオードで整流合成して全波整流にしました。














2台使用して、DVDサラウンド用に4CH構成にしました。

まだ、基盤だけの完成ですが、出来次第報告します。




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