2024年8月25日日曜日

中高域アンプのメンテナンス

 レコード用イコライザーアンプの改修に続いて、中高域のホーンスピーカーをドライブしているパワーアンプをメンテナンスしました。


中高域のホーン専用に作ったもので、ナショナルセミコンダクター製のLF353を反転、正転バッファーに使用して、モノリシックIC、LM377NをDCアンプ構成にしてBTL駆動にしています。

使用しているホーンスピーカーは、能率が106dB有るので、アンプの出力は6Wです。

既に製作してから、35年が経過していて電解コンデンサー等は、かなりな劣化をしていると思われます。

電解コンデンサーを全て交換しました。





古い電解コンデンサーは、整流後に耐温が105℃タイプ、他はエルナーのオーディオ用を使用しています。


DCアンプ構成なので、ドリフトの安定と音質改善で、電源部はバッファーアンプ、パワーアンプ共にレギュレーターを使用しています。

そこで、整流後の電解コンデンサーを低SRに交換、レギュレーター後を全てフィルムコンデンサーに交換しました。














DCドリフト検出のミューティングリレー等のコンデンサーも交換しました。





















コンデンサーの交換によって、音質の向上が期待されますが、イコライザーアンプ、

プリアンプ、チャンネルデバイダー、中低域、中高域のアンプの音声系統、電源のコンデンサー交換が低域のアンプを除いて全て終了しました。

これによって明確に成った事は、再生される音に曖昧な部分が無くなったと言うものです。

例えば、レコード再生では、レコードのノイズが汚れなのか、傷なのか、歪がカートリッジのトラッキングエラーなのか等、はっきり分かるようになり、安心して音楽を聴いてられます。

SSDACと専用CPUを使用したCD等の再生では、耳障りな音が出なくなり、音楽に浸れます。

後残すは、80Hz以下を再生している低域用アンプのコンデンサー交換です。
















MOSFETパラプッシュでAクラス動作です。

モノラルDCパワーアンプです。

このアンプも既に35年が経過しています。












電源等のコンデンサーは準備済みで、交換するだけです。

しかし、技術の進歩でしょうか、105℃耐温で同じ容量ですがかなり小型です。

また、報告します。

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