2024年8月26日月曜日

低域用アンプメンテナンスPart1

 さて、いよいよイコライザーアンプから始まったメンテナンスですが、80Hzから下を再生するウーハーを駆動しているアンプのみとなりました。












久しぶりにラックから引きずり出して、こんなに重かったと焦りました。

計ってみたら17Kg有りました。



以前、ブログに記した事が有ると思いますが、私のアンプのお手本に成っているのは、
マークレビンソンとマッキントッシュです。
増幅素子のモジュール化、DCアンプ化、出力トランス等の使用等が私のアンプには採用されています。
このパワーアンプは、マークレビンソンの様にAクラス動作DCアンプ、出力段電源まで安定化、日立製純正、TO3、MOSFETパラプッシュ、600VAトロイダルトランス、
マッキントシュの様に新日本製鉄特注オリエントコア、タンゴ製作所特注、出力トランス、
とあらゆる物量投資によるモンスターアンプです。
高能率のウーハーを駆動するので、出力は20Wと欲張っていません。

















これだけのアンプで80Hz以下の再生をするウーハーを駆動します。
低域のダンピングと押し出しと解像度重視です。
地を這う様な重低音を再生する為、普通のアンプの様にボン付いたり、腰砕けでは使い物にならないのです。
既に35年が経過しているので、メイン電源のコンデンサー、定電圧後のコンデンサーをフィルムコンデンサーに交換、バイアス等もフィルムコンデンサーに交換します。

さて、コンデンサー交換と測定、調整とパワーアンプは時間を要すると思います。
暫く音楽が聴けなくなるのはちょっと寂しいので、代わりに4極出力管6P1Pパラプッシュ3結アンプを低域用に接続してみました。

















真空管なので低域のダンピングに問題が有るかなと思いましたが、余計な心配でした。
流石にDCアンプ使用時の様な地を這う重低音は出ませんが、逆にそれが功を相しているのか、伸びの良いダンピングの効いた低域です。
使用しているウーハーはTAD特注のダブル40cmウーハー、ダブルタンデム仕様の密閉型です。つまり40cmウーハー2台の後ろに40cmウーハー2台が後を押すタンデムに成っています。しかも密閉箱です。
癖のないダンピングが良く聞いた音で、能率は100dB、40Hzまでフラット、20Hzまでー3dBで再生します。

















代用の真空管アンプは、出力が10Wですが左右独立電源で4極ビーム管の3結なので、意外とダンピングも良く、ウーハーの能率が高いので、大きめの音量でも2W位しかパワーメーターは振れません。
暫くは、音楽を楽しみながらメンテナンスをしていきます。

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