2024年8月28日水曜日

レコードMMカートリッジ用イコライザーアンプの製作

 普段のレコード再生プレーヤーは、テクニクスSL1200MK5を使用、

カートリッジはMC型のデンオンDL103、テクニカAT33Eを使用しています。












最近、知人からパイオニアのリニアトラッキングプレーヤーPL-X520を譲り受けました。

このプレーヤーには、MM型カートリッジが付属しています。

リニアトラッキングの為、アームの形状で使用できるカートリッジに制約が有ります。












メンテナンスをしてみました。

まずは、痛んでボロボロに成っていたゴム足をオーディオテクニカのインシュレーターが手元に有ったので、交換、ピンコードのジャックが錆びていたので新品に交換しました。












ダストカバーも薄く、ハウリングが心配ですので、更にアクリル板を取り付け厚みと重量を持たせました。

さて、再生テストと思ったら、MMカートリッジ再生用のイコライザーアンプが無い。

先日、メンテが終了したイコライザーアンプはMCカートリッジ専用です。

今まで、MMカートリッジは使用して来ませんでした。

そこで、製作する事にしました。

現役のレコードプレーヤーが有るのですが、リニアトラッキングの場合はどうなのか、

そして、フルオートと言う事も手伝って譲り受けてしまいました。

過去にオーディオ大会等でレコード再生が出来るようにイコライザーアンプ内蔵の可搬型を製作しいます。

NFーCR型を採用していて、今回も同じく製作を考えていましたが、RIAAカーブを検索していたら、Amazonの通販のイコライザーアンプ基板が出てきて、情けない事に送料込みで900円の誘惑に負けてしまい購入してしまいました。


















到着した時は、全て電解コンデンサーが使われていました。
電源は±2電源に成っていて、ブリッジダイオードと三端子レギュレーターが乗っていましたが、電源トランスが必要になり誘導ハムの面で不利なので、外して、24V電源を抵抗分圧して仮想±電源に改良しました。コンデンサーと抵抗の分圧後、フィルターコイルを通してフィルムコンデンサーで受けています。
まずは、この状態で音を確認してみました。
Amazonサイトの基盤には不良品も有るようです。
大変安価ですが吉となりますか、音は問題なく出ました、RIAA素子を使用したNF型ですが、不満もなくそれなりの音質です。
サイトの説明では、OPアンプNE5532よりも高音質と詠っていましたが、使用されているOPアンプは型番が無く何を使用しているか分かりません。
入力出力のカップリングコンデンサー、NFのDCカットコンデンサーを交換してみました。




結果的には殆どのコンデンサーを交換してしまいましたが、MMカートリッジ再生用としては、満足できる音質に成りました。
安価で自分で基盤を製作する手間と時間を考えると大変良い物を購入しました。
ケースに入れて出来上がったら、報告します。


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