2008年7月5日土曜日

マークレビンソンへの憧れとマッキンへの思い


今日は、アンプについてお話します。トップバッターは、我が家のシステムの最低音60Hz以下を再生するスパーローをドライブするモノラルパワーアンプです。
入力段は、FET上下対象差動アンプにカレントドライブ、エミッターフォロワーを経て、Aクラス動作のダブルプシュプルMOSFETの出力段をドライブします。
出力トランスを採用してあります。出力トランスを採用した理由の一つはスピーカーからの逆起電力の抑制です。特に低音域のウーハーの逆起電力は、かなり大きいです。この逆起電力がNF回路に流れ込んで揺さぶりをかけ、ドリフトを起こす原因になります。MOSFETを採用しているから無帰還にすれば良いと言う方もいますが、DCアンプ構成になっているので、ドリフトなどの安全上感心できません。
出力段のMOSFETは現在入手困難な日立製メタル缶の2SJ49と2SK134です。
入力段からエミッターフォロワーまでは、エポキシ樹脂で固めてありモジュール化してあります。
これによって、熱安定化を図ります。
電源部はドライブ段もパーワー段も安定化して有ります。パワー段には、タムラのトロイダル電源トランスを採用しています。ドライバー段も別トランスです。
部品については、全てミリタリー規格品を使用しています。確かにとても抵抗一つにしてもコンデンサーにしても値段が高いです。このアンプは、もう25年使用していますが一度もまだ故障していません。
初期特性をいまだに維持し続けています。長い目で見るととても安価となります。

私は、マッキンとマークレビンソンのファンでもありました。両者の特徴を採用したらこのような設計になりました。内部をお見せしたいのですが、35kgもありなかなか引き出せません。年末にまとめて掃除をするのでその時公開します。


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