2008年7月16日水曜日

ノイズに強い接続コード

今回は接続コードについてお話します。
写真に写っているのが、私のオーディオ機器に使用している接続ケーブルです。
金メッキのピンジャックに、ビーメックス(住友電工)の無酸素銅使用の2芯マイクケーブルを使用しています。2芯ケーブルを使用したのは、片側のみ外側のシールド被服をアースに接続して、音声電流は+と-はそれぞれ芯線を流し、外側のシールドには流さないようにするためです。このようにした理由は、外側のシールドはアンテナと同じでノイズを常に拾っています。通常のケーブルですと、このノイズを-側の音声電流と一緒に流してしまいます。シールドはあくまでもケースにアースするという考えから、片側のみピンジャックの-側に接続します。
接続方法としては、たとえばプリとメインを接続する時は、シールドを接続してある側をプリに、していない側をメインに接続します。こうする事によって、プリからメインにノイズが流れ込むのを防止します。
この発想はプロの世界で使われているバランス伝送に近いものです。また、普通のシールドケーフルは同軸構造になっていますが、2芯マイクケーブルですと内部は4本の線がスターカット状になっており外部からの磁気に対しても強くなっています。

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